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日本で働く法務担当者 / 2021.7- LLM留学(CA) → NYbar受験·合格 → 研修(TX) → 2023.3- 日本 / 留学&研修中に感じたこと、企業法務関連・ビジネス書籍など。Twitterもやってます。[Amazon Associates 参加中]

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LLM留学と米国内研修を終えて思うこと

私は勤務先の社費留学制度を利用し、2021年夏から米国内ロースクールのLLMに1年間留学し、その後はニューヨーク州司法試験を受験・合格、さらに6か月の米国内研修(米国企業の法務部門にて勤務)を経験しました。今まさに帰国の途についており、日本に帰国する飛行機の中にてこのエントリーを書いています。せっかくなので留学・研修を終えて感じていることをまとめておきたいと思い、この記事を書きました。会社向けに書くような「国際法務の実務を経験し~~」「国際コミュニケーション力を云々かんぬん」

    • 最近読んで面白かった本

      いつもnoteのネタに悩み、いざ書くとなればそれなりにちゃんと考えて書いているのですが、今回はあまり脈略もなくつらつらと・・・。 「利己的な遺伝子 利他的な脳」 ドナルド・W・パフ 人間の利他性は育むものではなく生まれ持っているものとした上で、それが最大限発揮される社会について論じられている本。 自分に対しても社会に対しても、希望を持てるような、なんだか救われるような、そんな気持ちになれた一冊でした。 「ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策」  ハリー・ブリヌル

      • カリフォルニア州のAI規制(2024年9月)

        カリフォルニア州でAI関連規制が成立したというニュースがいくつか流れてきて確認していたのですが、カリフォルニア州のAI規制は複数の法案で審議・成立しているため、結局「どれが成立したの?」「このニュース記事ってどれの話?」となってしまいました。そこで2024年9月23日現在の情報を整理したいと思います。 カリフォルニア州では法案が議会(上院・下院)で可決された後に、拒否権を持つ州知事によって30日以内に署名されると法案成立となります。州議会は2024年8月末で期末を迎え、それ

        • カリフォルニア州のAI規制(2024年8月)

          世界中で議論されているAI規制に関して、アメリカの連邦法は未だ成立への見通しが立っていませんが、カリフォルニア州では州法成立に向けた具体的な動きがあります。 個人的には、プライバシー法制と同様に米国州法が乱立することは避けてもらいたいと思いますが、成立してしまうのであれば仕方ありません。2024年8月31日時点のカリフォルニア州のAI規制について、報道されている情報を中心に簡単にまとめてみました。 カリフォルニア州で審議中のAI規制 カリフォルニア州におけるAI規制法案

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          AI Governance Professional Exam

          IAPP (International Association of Privacy Professionals:国際プライバシー専門家協会) が用意しているCertification Programとして、Artificial Intelligence Governance Professional (AIGP) というものがあります。2024年7月時点では、あまり他にない「AIガバナンス」に関するCertificationです。 先日Examに無事に合格することができま

          AI Governance Professional Exam

          AI Governance Professionalのオンライントレーニング

          IAPP(International Association of Privacy Professionals:国際プライバシー専門家協会)が用意しているCertification Programとして、Artificial Intelligence Governance Professional(AIGP)というものがあります。 私は、(1) AIガバナンスに関する知識の体系化、(2) 国際的な共通言語の獲得(これまで断片的に日本語でインプットしたものを英語で理解しなおす

          AI Governance Professionalのオンライントレーニング

          OECDのAI原則 - 改訂内容のまとめ

          2024年5月3日、OECDがAI原則を改訂しました。改訂内容について、日本の報道では「偽情報の拡散への対応」「知的財産権の侵害への対応強化」などと書かれているものが散見されましたが、少し探しても改訂箇所を見え消しで記載されている資料を見つけられなかったため、自分で整理したものをこの記事の内容としています。 *最新版を2019年版と比較しています。文言定義に関しては2013年11月に一度改訂されていましたが、その2023年11月版をOECDのサイト上で見つけることができなか

          OECDのAI原則 - 改訂内容のまとめ

          NIST - AI Risk Management Frameworkのまとめ

          今月はAIガバナンス関連で学んだ内容をアウトプットしたいと思います。対象はタイトルの通り、NIST(National Institute of Standards and Technology (アメリカ国立標準技術研究所))が2023年1月に発表した「AI Risk Management Framework(”AI RMF”)」です。 AI RMFは、2023年10月末に出された大統領令に従い、2024年7月末までを目途に、生成AIを考慮した追加リソースが作成・公表される

          NIST - AI Risk Management Frameworkのまとめ

          GPTsで自分だけの英会話講師を作ってみた

          GPTsを使って自分だけの英会話講師を作り上げてみました。この記事では、その作り方や、オンライン英会話と比較したときのメリットデメリットを書いています。 結論としては「GPTsだけで英語学習が完結する!」とまでは言えませんが、使わない手はないぐらい有用だと思います。 1.作成手順1-1. ChatGPT上の音声入力を可能にする Chrome拡張機能を使うことで音声入力をオンにすることができます。 1-2. ChatGPTの有料ユーザーになる 2024年3月現在、GP

          GPTsで自分だけの英会話講師を作ってみた

          行動経済学をライフハック的に取り入れてみる

          ここのところ行動経済学に興味を持って読書(積読…?)をしているのですが、行動経済学での学びを、他人の行動変容のためだけでなく、自分自身の行動変容にも活かすこともできるのではないかと思い、考えたことをメモ書きも兼ねていくつか挙げてみたいと思います。 挙げているものの中には、感覚的だったり経験則としてだったりで「そうだよね」と思えるものも多いのですが、行動経済学の中で実験等で裏付けがされているものであると理解できると、その先の対応策も真剣に講じてみようかという気持ちになりました

          行動経済学をライフハック的に取り入れてみる

          ルールデザイン / ルールメイキング関連のオススメ書籍(How編)

          私は企業の法務で働いており、契約・部内ルール・社内規程・グループ会社ガバナンスなどなど、ルールについて考える機会が増えたことをきっかけとして、社会のルールメイキングにどう関与するかについて興味が湧き、書籍やPMIルールメイキングスクールを通じて勉強しています。 前回は以下の記事で「どんなルールを作るか」の「What」について書籍を紹介しましたが、今回は「ルール作りにどう関与するか、どう進めるか」という「How」について学べる書籍をご紹介したいと思います。 ルールデザイン

          ルールデザイン / ルールメイキング関連のオススメ書籍(How編)

          ルールデザイン / ルールメイキング関連のオススメ書籍(What編)

          私は企業の法務部で働いていますが、契約に限らず、部内ルール・社内規程・グループ会社ガバナンスも含めて、「ルール」について考える機会が増えてきました。「どんなルールを作るべきか」を考える中で、その延長線上のような感覚で社外に目を向けて、どうやって社会のルールメイキングに関与するかについても興味が湧き、書籍やPMIルールメイキングスクールを通じて勉強しています。 ここではどんなルールを作るかという「What」と、ルール作りそのものをどう進めるか・どう関与していくかの「How」に

          ルールデザイン / ルールメイキング関連のオススメ書籍(What編)

          法務から"越境"する取組を通じた学び

          この記事は法務系Advent Calendar 2023の17日目の記事です。Miyaさんから頂いたバトンをnaka2656さんにしっかりとお渡ししたいと思います。 私は今回が初参加ということもありテーマ選定に悩みましたが、私自身が2023年に取り組んだ業務の振り返りも兼ねて、法務から"越境"する業務(=他部署との連携が必要となる、いわゆる部門横断的プロジェクト)を通じて、私が「この力は今後強化していかなければならない」と感じたことをまとめたいと思います。 若手からの脱皮

          法務から"越境"する取組を通じた学び

          ”法務”は専門性として活かし続けられるのか(その2)

          この記事は、前回のこちらの記事の続きです。 参考にしている書籍はこちら。 前回の記事では書籍の前半パート「専門性とは何か」について書きました。今回は後半パートの「専門性の身につけ方」を読んで考えたことについて書いていきます。 専門性の身につけ方1.自分らしい問いを立てる 本書では、専門性は「既に確立されている知識などをインプットしたうえで、新たなアイデアを創出していくアウトプットをしていけること」としています。その新たなアイデアを創出するためのファーストステップがこの

          ”法務”は専門性として活かし続けられるのか(その2)

          ”法務”は専門性として活かし続けられるのか(その1)

          企業の法務部門で働いていると、社内のコーポレート組織/スタッフ組織以外の人からは「君は法務で経験積んできていて既に確立された専門性があっていいよね」「これからも法務の道で生きていけるよね」などと言ってもらえることがありますが、個人の感覚としては法務を一つの専門性と認識するにはスコープが広すぎるような、ぼんやりしているような感覚があり、ピンと来ていません。 まして、ChatGPTに代表される生成AIやデータ利活用の高度化が進むにつれて、知識をストックしているという意味での「専

          ”法務”は専門性として活かし続けられるのか(その1)

          デスク回りのオススメ

          Amazonでセールをやっている度に紹介しているのですが、noteにもまとめておきます。 スタンディングデスク FLEXISPOT 私は、腰痛対策で導入しました。これを入れて8カ月、腰痛とは無縁になっています。 打ち合わせの間や作業に疲れてきたときに立っていますが、集中力が続きやすいので良いです。 使い始めて3か月ぐらいしたころに、下げるときに障害物に当たっていなくても障害物検知が作動してしまうことがありましたが、障害物検知のレベルを設定で変更すれば問題なく使い続けられま

          デスク回りのオススメ