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最近読んで面白かった本

いつもnoteのネタに悩み、いざ書くとなればそれなりにちゃんと考えて書いているのですが、今回はあまり脈略もなくつらつらと・・・。



「利己的な遺伝子 利他的な脳」 ドナルド・W・パフ

人間の利他性は育むものではなく生まれ持っているものとした上で、それが最大限発揮される社会について論じられている本。 自分に対しても社会に対しても、希望を持てるような、なんだか救われるような、そんな気持ちになれた一冊でした。


「ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策」  ハリー・ブリヌル

行動経済学の"悪用"にフォーカスしている本。一人の消費者として無意識にコントロールされていることを理解できたり、企業目線では悪用してしまう構造的理由やそれへの対応など、学びも多くありました。UIや行動経済学に興味のある方にオススメです。


「ルール?本 創造的に生きるためのデザイン」  菅俊一, 田中みゆき, 水野祐

3年前に話題になったルール?展をベースに、ルールに関するプリミティブな議論が展開されている本。ルールと密接に関わる仕事をしていても普段は考えることが少ない領域の話で、改めて考えさせられる内容でした。


「行動経済学の真実」 川越敏司

行動経済学の「再現性の危機」を出発点として、行動経済学の理論を検証するような形で書かれている本。創造していたよりもキチッキチッと論理を積み上げる形で書かれており、疲れていると読み飛ばしたくなる部分もありますが、行動経済学を理解しようとする人には広くおすすめしたい本です。この本も読んでようやく第一歩、という感じです。


「八月の御所グラウンド」 万城目学

直木賞受賞作を1年越しでようやく読みました。万城目学先生は鹿男あをによしで知り、鴨川ホルモーで衝撃を受け、その独特の世界観を好きになりました。どの作品も、非現実的な話のはずなのに、ものすごく手触り感を感じられるが好きです。この作品も期待を超えて面白く読めました。(ネタバレせずに上手に紹介できない・・・)
シリーズ第2弾の「六月のぶりぶりぎっちょう」と併せてどうぞ・・・!


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