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調子に乗ること

Happyちゃんが大好きで、一番辛かったときに命を救ってくれた人。HTLに入ってインスタも毎日聞いて、少しずつ現実も変化してきて自分なりに楽しんでいた。

それでシンデレラプロジェクトも行ってきた。正直な感想は疲れただった。確かに大人の本気の遊び。支えるのはプロのクオリティ。その舞台に立つのはHTLメンバーが思いを乗せたランウェイ。盛り上がる観衆。煽るライトと爆音。

でも私はなんだか不快だった。何度も何度も行ったり来たり右行ったり左行ったり。こっち見て。私を見てと。

調子乗ってる。浅はか。はしたない。

待ち時間が長いし、寒いし、お腹が空いた。それでそそくさと帰宅。

2日目は行かなかった。オンラインの方がいい。温かいし好きなときに食べながら見れる。

2日目のプロのモデルさんは圧巻だった。服を活かす美しいウォーキング。ただ役割を全うして、観衆に媚びたりしない。そこにスッと孤高に立つ存在感。

私の望みはこっち。私もプロの鍼灸師でありたい。そのために患者に媚びたりお金に目が眩んだりしない。本質をただただ追及し続けたい。

でも、その後からも、シンデレラプロジェクトの余韻に浸るHappyちゃん。おかしいな。私はいつもHappyちゃんの感性に同感できていたのに。全然、わかんない。あれれれ?私の感覚おかしいの?って。モヤモヤしていたんだと思う。

きっと疲れているんだと、寝ても寝ても疲れている。

そんなときにYOUTUBEにアップされてたHTLの内容を聞いた。聞いていたはずなのに忘れていたことだった。

いろんな視点があって当然。こっちからはこう見えてる。そっちからはそう見えているんだーっでOK。許可する自分に寄り添うやさしい意識を。
あれ最悪。お前はそれやるなよって抱えていると動けなくなっちゃうよ。

結局、また私はHappyちゃんに救われる。思い出されたのは兄によく怒られていたこと。

調子に乗んな。

年の離れた末っ子ちゃんは、よく調子に乗って騒いでは、兄にクギを刺されて泣かされて終了。っていうパターンを繰り返していた。

調子に乗ってはいけない。

今思い返せば、兄の嫉妬だったんだろう。明るく可愛い家族の中心だった私がウザく、そして少しキツク叱ればすぐ泣いて降参する私に優越感が持てる殺し文句だった。

調子に乗ったところで、どうなるんだろう。

自分の中にある概念に気が付いてしまった。こうして自分にも他人にも厳しくなっていたんだ。

自分に許可を出す。調子に乗っていいと。今はむず痒くてやらないけれど、許可を出す。浅はかではしたなくてもいいと。

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