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デジタルハリウッドに4ヶ月通って、わたしは勇気が欲しくなりました。

いつになっても新しい自分になれる。

このnoteは、そんなことを信じている
・生命科学系の大学、大学院を卒業
・Webメディアの運営する企業の法務担当
・空いた時間はコピーライティングやライティングの勉強
という散らかったキャリアを歩む自分が
デザインを学びたいと思う
→学校を選ぶ
→受講する
→次の目標を見つける
までのの一連の流れをまとめたnoteになります。

ここでは私が2021年7月〜10月の4ヶ月間で利用したのはデジタルハリウッドStudioのグラフィックデザインコースです。


卒業から1ヶ月が経過しました今、改めて振り返ってみようと思います。

私はこうして、デザインを学ぶ決意をした。

大学2年生の頃から学んで見たかったコピーライティングを、社会人になって半年たった2019年10月から、私は宣伝会議でコピーライター養成講座の
基礎コース(2019年10月〜2020年6月)

・上級コース(2020年7月〜12月)

・磯島拓矢(電通の著名なコピーライター)クラス(2021年3月〜6月)

を受講していました。
毎週毎週いろんなお題のキャッチコピーやボディコピーを制作する日々が続きました。

途中緊急事態宣言が出たり出なかったりする時期もありましたが、自分にとっては平日朝夜、土日は
・自宅の机
・近所のマクドナルド
・渋谷、原宿、表参道あたりのカフェ
でお題について調べたり、場合によっては対象となるサービスを利用してみたりしながらずっとお題を解いていたので、社会的影響をほとんど受けないままこの2年を過ごしていました。

豆乳を売るためのコピーなら、
豆乳を買って豆乳料理を作りますし、
サブスクサービスの販促課題であれば、
ひたすらやっていました。トライアルをやってみるというようなことを
ひたすらやっていました。

2020年に集中して取り組んだ日本最大規模のキャッチコピーのコンペ、宣伝会議賞では600本のキャッチコピーを提出して、1本だけ1次審査に残る実績を辛うじて残すことができ、ギリギリ成長を実感することもできました。

一方で「自分がどんなにいいことを書いたとしても、いい内容だと判断することは難しいのではないか?」ということを思うようになりました。
自分を周りに人が評価できるようになるためには、言葉1本で勝負するのではなく
・言葉+画像
・言葉+写真
・言葉+動画
のように、2つ以上の技術を掛け合わせた方が、自分の伝えたいことが伝わるようになるのではないかと思うようになりました。

2021年に入ってからは公募にチャレンジするようにもなりましたが、入賞する気配を作りながら感じることはできませんでした(さすがにそんなに甘くなかった)。

しかし気づいたのです。

「自分でやりたいことができるようになるまで、誰かに手伝ってもらったらよいのでは??」

気づいてからは早かった。

2021年4月から
・販促コンペ(2021年4〜6月、3作品提出)

・Creative AD(月1回、4作品提出、2021年)

・新聞広告クリエーティブコンテスト(2021年7月1作品)

を中心に、若手の広告クリエイターの登竜門と呼ばれるような新聞広告や販売促進のコンペに、自分がプランナー兼コピーライター、何人かの知人にデザイナーとして関わってもらう協力を仰ぎながら制作活動に取り組みました。

しかし、またしても気づいてしまったのです。

「自分がグラフィックに対して、作品をよりよくするための関わり方ができてないのでは?」

どんな仕事でも当てはまることかもしれませんが、自分1人でよいと思っていても、第三者から見るとブラッシュアップするような要素は見つかるもの。
よりよいものを作っていく関わり方ができるからこそ、いい仕事ができると思っています。

それが自分が自分はできていない。

美大・芸大・デザイン系の学部を卒業された方と技術的に並ぶことはできなかったとしても、目指すものをいっしょに作っていけるような人になりたい。

そんなことを強く思うようになりました。

私のスクール選びのポイント。

実際は2,3週間で相見積もりをとって申し込むに至りました。

最終的には
・デジタルハリウッドStudio(デジハリ)

・東京モード学園

・お茶の水専門学校

・udemy

の4つの中から選びました。

説明を聞きに行ったり、資料を確認したんですが
①ライブ授業がある
②他の受講生と一緒に取り組むワークがある
③課題があって、フィードバックがある。
④①〜③を踏まえてコスパがいい

という観点で検討しました。

意外と②を満たす講義を見つけられず、その点でデジハリの独り勝ち状態でした。

単発では数万円のコンテンツであったも、自分なりに体系的に組み合わせると、なんだかんだ25~45万円くらいかかりそうだったので、初めからパッケージされたプランを選択したこともデジハリを選んだ理由の1つです。

また、候補で挙げた以外にも
・数回完結の数万円のセミナー
・書籍
・Youtube
といった相対的に安価なコンテンツは多数ありましたが、入門者は体系的に学ぶことが重要だと考えていたので、今回は対象外にしました。

加えて、デジハリのグラフィックデザインコースは毎月入校できるというのも大きなメリットの1つだったように思えます。

4ヶ月の間に、こんなことをやりました。

<座学>

全部伝えるとネタバレになってしまうので大部分は割愛しますが、プレゼンテーション的な要素は多かったように思えます。

デザイン制作物のレベルの上げ方というよりは、その制作物がどのように活用されて、いかに効果的かクライアントに理解してもらうような伝え方を、講義全体を通して伝えられていたように思えます。

ここでは参考書籍の一部を紹介させていただきますね↓

・レイアウト、基本の「き」


・graphic elements


・non designer’s book


・デザインのデザイン


・なるほどデザイン


・ほんとにフォント


・デザイン入門教室

・センスは知識から生まれる


<実技>

ちゃんと集計したわけではないですが、ざっと10~20時間分くらいの動画コンテンツがあり、基本的にこれを使って自習するような形式でした。
動画を見ながら、イラストレーターやフォトショップを使って慣れていくようなイメージです。

オンラインでチューターに質問もできる環境はあったので、質問のしやすさはあったと思います。

ただ、動画コンテンツ量が多いので、ある程度予定を立てて置かないと全部見えなくなってしまいます。
自分は全部見ることができませんでした。

また、課題は全部で12個あったのですが、提出において強制力が強く働くのが2ヶ月課題と4ヶ月課題と呼ばれる課題(卒業制作的な立ち位置の課題)の2つなので、ある程度自分を律して課題に取り組むことができないと、課題をスキルアップのために有効活用するのは難しかったように思えます。

他のクールはどうなのか知りませんが、自分在籍していた2021年7月生の2ヶ月課題は「オリジナルロゴの制作」、4ヶ月課題は「広告物の制作」をそれぞれ行い、制作物とプレゼンテーション用資料の提出するというものでした。

4ヶ月の時間の使い方次第で習熟度に差が生まれそうではありますが、自分の場合、イラストレーターとフォトショップでどんなことを作れるかも解像度が高まったことは収穫だったような気がしています。

私のまなび

実用的な座学や技術に関する学びについては先に触れたので、ここでは私がこの4ヶ月の間で印象的だったお話や解釈したことをお伝えしていこうと思います↓

①デザインは、絵が描けなくても学べる

日本ではデザイナー≒イラストレーターと認識されている方が多いように思えます。
その理由は、美大や芸大に進学する際に入試科目にデッサンがあることが原因の1つだそうです。
しかし、海外の美大や芸大では、デッサンが入試科目にないこともあるそうです。
だから入学して絵が下手な人が一定いて、びっくりすることもあるとか。

絵が描けなくても、デザインの勉強はできる。

衝撃的な気づきの1つだったように思えます。

②実務経験3年の壁は自分の力で乗り越えていかないといけない

どこかスクールに通えば、なんだかすごくできるようになる気がしていました。
そんなことはありません。

「わかる」と「できる」は別物であり、この4ヶ月で部分的にわかったつもりになっているだけなように思えます。

自分で作りたいものを作れるようになったり、求められたものを作れるようになるためには、いわゆる実務経験3年の壁を超えられるように、自分で到達地点を定めてコツコツ取り組んだり、スキルを使わざる負えない仕事を取りに行って成長していくしかないようです。

③提出前夜は自分で作れる

大学の卒業論文や修士論文の締切間近や、コピーライター養成講座の課題提出締切間近(だいたい終日締切でした)にあった緊張感を取り戻せたと思っています。

スタートを切ったら、提出前夜の緊張感を維持できれば、形になるのは早く、こだわるところに時間を割きやすくなります。

自分の手で緊張感を作れる。

毎日が提出前夜、は言い過ぎかもしれませんが、そういう気持ちで暮らしていける自信がもてたように思えます。

④私は、意気地なしだった

4か月課題の講評でこちらのような内容のフィードバックをいただきました。

もうちょい生み出す方面にチャレンジしてみても良かったのかも。守りすぎて、チャレンジができないまま終わってしまっている。考えすぎなとこもあるのでまずはアクションというやり方にも今後チャレンジするといいかもですね。

ここでいい評価もらっても、他に直接活きることなんてないから、出来るだけのことをやって、指摘される方がよかったんじゃないの?

作品制作に十分な時間をとれなかったこともあり、フリー素材も一部使って作ったことを私的されていたのだと思う。

でも自分にとっては、ハッとさせられる指摘だったと思っています。

挑戦しなかったことは、別にこれに限ったことではない。

他にも忙しいふりをして、向き合わないといけないことからずっと目を背けてきたのかもしれない。

それに自分自身で気づけたような気がしています。

⑤見るもの、考えるものが、全てセンスになる。
受講生ひとりひとりのこれまでの経験がアウトプットに反映されていることを強く感じました。

飲食系で働かれている人は、飲食系らしい制作物がつくられるし、美容系で働かれている人は、美容系らしいクリエイティブが出来上がる。

自分自身は、自分らしさに気づくことは難しいかもしれないけど、他の人から見たら簡単に識別出来るようなものを作っていることに気づけたのは収穫だったような気がしています。

これからの挑戦

4ヶ月という長くも短い間で学んだことを踏まえて、こんなことをにチャレンジしてみようと思います↓

①勇気を持って人と向き合ったと言える関係を作りたい

きっとできないからやらない。
そう思って避けていることは誰しもあると思います。

自分は逃げていないつもりでした。
だから、なけなしのお金を使って成長できそうな環境に身を置くようにすることが、自分の意志の証明だと思っていました。

だけどきっと、今必要なのは、お金を使って示す証明じゃない。
自分が傷つきそうなことであっても、人にちゃんと向き合って、伝える形の証明が必要なんだと思っています。

だからしばらくは無闇にお金を使うことや大型投資は一旦控えて、向き合うべき課題を絞っていこうと思っています。

②毎日デザイン広告賞や朝日広告賞で結果を残したい。

そもそもデザイナーとより良いコミュニケーションをとれるようになるために受講したので、元々の目的を達成しにいきたいと思います。

講義資料や参考文献を確認しながら、日々のコミュニケーションで意識していたった方がいいことを整理して、今後の制作活動に活かしていきたいと思います

毎日デザイン広告賞は既に一緒に出す人は決まっているのですが、朝日広告賞はまだチームを組んでいないので、一緒に提出する人を募集しています(笑)
ぜひお声がけください!

③デザインでよりよいコミュニケーションを作っていけるようになりたい

デザインは課題解決である。

なんて言われることもあると思います。

ここは具体的に何をするのかは思い描けてないのですが、日々のコミュニケーションにおいても、学んだことを取り入れて改善していきたいと考えています。

④バナーの分析をして作れるようになりたい

キャッチーで、効果的な、いいバナーとは何か?
これが今知りたいです。

練習として、こういうものが作れるようになりたい。

⑤adobeのツールでどんなことができるようになれるのかを知りたい。

特にイラストレーターやフォトショップで何が作れるのか。
操作方法は習ったから使い方のイメージは沸くのだけど、「これらのツールを使ったからこそ出来るもの」や「イラストレーターやフォトショップだから作ることが出来るアウトプット」については想像力が乏しいなと感じています。

分かりやすいアウトプットを模索しながら、ツール毎の技に気づいていけたらいいなと思いました。

単にツールのスキルだけでは解決できないとは思いますが、こんなまとめ画像は作れるようになりたいなと思っています↓

最後に

学校に行ったから、
有名な人と一緒にいたから、
お金を払ったから、
すごい自分になれるとは限らない。

でもそうやって、踏み出した先にしか、想像以上の未来がないなら、これからもこんな前進は続けていきたいと思いました。

参考になれば幸いです。

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