「いじめ」の定義。精神障害三級と二級の例。
Xさんでとある人が、いじめに対して憤っておられるポストを上げておられました。
ご本人のプロフには「三級精神障害者」と載せておられます。
ご自身のそうした事情を載せるかどうかは人それぞれ。自由です。
因みに私は二級の精神障害者手帳を持っています。敢えてプロフに載せてもおりませんし、その必要性も感じませんでした。
ここで三級精神障害者という、ご自身の情報公開をしておられる方におかれる「いじめ」の定義とは何か。
端的に言えば、強者が弱者を虐げる行いをすることでしょう。
では、強者と弱者の線引きはどこでするのが適切なのでしょうか。
この場合ですと、三級よりも二級のほうが障害の度合いが強い。
つまりは三級が強者、二級が弱者。
医学的見地、また社会的構造による観念から鑑みると、往々にしてそのように見なされるかと思います。
勿論、それぞれの障害の内容や諸事情により、必ずしも一概にそうとは断じ切れませんが。
では、「いじめ」に憤っておられた三級精神障害者を自称される方が例えば。そう、例えばの話ですが。二級の精神障害者手帳を持つ人間を虐げる振舞いを、それとなく、判りにくい方法で意図的にしたと仮定します。
判りにくいけれど、当事者には判ってしまう。そういう手法を、とても賢い方であれば成し遂げられる事も可能でしょう。
精神障害者とその方の知能指数などはまた、別の話となりますので。
そうなりますとその方は、ご自身が憤り、忌まわしくも思われていたであろう「いじめ」という行為を当のご本人がされていたことになる――――――――。
ここにおいて、人間としての矛盾と葛藤が生じる所かと考えます。
「いじめ」ている相手が二級精神障害者手帳を持っている、と三級精神障害者の方がご存じであれば生じないかもしれませんが、それではその方の「いじめ」に対する憤りのポストは、一体どのように解釈すれば良いのでしょうか。
これは飽くまでも例え話ですが、秋の夜長の徒然に、ふとそんなことを考えたりした次第です。
上手くまとめられていない記事となったかもしれません。
ご不快に感じられる方がもしもおられましたら、お詫び申し上げます。