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タンザニアでホームパーティを開いてみたら…
マンボ!
タンザニア在住ライターのほりとも(@tmk_255)です。
おうちでホームパーティをするのって、とても楽しいですよね。料理が苦手な私ですが、「おうちで友達とワイワイ」することは大好き。先日は、タンザニア人の仲良くしているお友達家族をご招待して、自宅でディナーパーティーをしました。
そうしたら、日本ではなかなかない印象的なパーティとなりました。タンザニアらしいな…と心がざわついたり、その後はほっこりしたり、そして最後は笑顔でしめくくったタンザニアでのパーティ体験をご紹介します。
時間通りに始まらない
お誘いしたのは、仲良くしているママ友。そのだんなさんと4歳の娘さんの3人連れで来る予定でした。週末なので、ディナーだけど少し早めの夕方4時にスタートにしました。すると、スタート時間の30分前に友達からこんなメッセージが。
「いとこの子供2人も連れて行っても良いかしら?」
「もちろんいいよ。じゃあ、子供は3人くるんだね」
子供はひとりだと思っていたけれど、3人に変更。「知らない子供を2人連れてくるのか~」と、正直ちょっとびっくりしました。
夫に、「日本じゃ、直前に追加で2人子供を連れてくるとか、ありえないかも」とつぶやいたら、「まあ、タンザニアだから、普通なのかもね」と苦笑。
タンザニアでは、ご近所さんやコミュニティのつながりが強く、例えば、子供が家に遊びにきたら、全員をご飯までしっかりと食べさせて帰すのが当たり前と聞いたこともあります。私の作った日本食は知らない子供たちにも満足してもらえるだろうか、量は足りるだろうか…。少し不安になってきました。
さて、スタート時間の4時になっても、家族は現れません。
「まあ、ここはタンザニア。時間通りにはスタートしないもんね」
「私が主催者なんだけれど、それでもお客さんは時間通りに到着しないものなのか…」
そんなことを思いながら、待ちます。
えーっと、5時になりました。1時間も待っています。
さすがにしびれを切らして、友達に再びメッセージを送ります。
ちょっと嫌味が入ったメッセージになってしまいます。
「あのー、もう5時だけど。今日、来る?」
「今、向かってるわ」
結局、到着したのは6時ちょっと前。ほぼ2時間遅れでスタート。
タンザニアでは、パーティやイベントで、時間通りに行ってもだいたい誰もいません。1時間~2時間遅れがあたりまえなんですが、まさか、自分が主催するホームパーティにも、これが当てはまるとは想像していませんでした。
刺身よりもツナマヨ
来ると言っていたいとこの子供たちは、結局らず、予定通りの3人で来てくれました。
日本のご飯を作るよ~と伝えていたのだけど、私としては一番はりきっていたのは、「ザ・SUSHI」。手に入れた新鮮なマグロでつくった鉄火巻をタンザニア家族に楽しんでもらいたいと思っていたのです。ただ、小さな子供たち用に、ツナマヨネーズも作っておきました。
ところが、大人たちがパクパク食べているのは、どう見てもツナマヨの方。
「こっちが、新鮮なマグロの寿司、日本人が大好きなタイプだよ」と伝えてみたものの「生の魚を食べるのには慣れていなくって、ちょっと緊張しちゃうわ~」と言いながら、手はツナマヨのほうへ。
こんな感じで、結局ツナマヨのほうが大繁盛で、鉄火巻の方は残っていました。新しい食べ物は確かに不安になるし、シーチキン+マヨネーズのコンビは最強の味だというのもよくわかります。
どのおもちゃから手をつけたら…
今回のホームパーティではお寿司を作ること以外にぜひ!と思っていたことに、子供たちを会わせたいというのがありました。
私の子供2人と、友達の娘のサラちゃん3人の年齢が近いこともあり、一緒に楽しく遊べるといいねと話していました。スワヒリ語と日本語で、言葉はあまり通じないのですが、ジェスチャーを駆使して3人で一緒に遊んでいる姿がとてもかわいらしかったです。
娘のさんは、ほんとうに愛くるしくて、ご飯を食べたり、ジュースを飲んだり、フルーツを食べるたびに、私のところまで歩いてきて「サンキュー」とお礼を言ってくれるのです。
もう一つ、私が印象的だったことは、私の子供たちのおもちゃの量に驚いていたサラちゃんの姿。子供部屋に彼女が足をふみ入れた時のびっくりした表情、そして、どこから手を付けたらいいのかわからずあたふたした様子のサラちゃん。
私の家も、そこまでおもちゃが大量にある!というほどではないですが、買ってもらえるおもちゃにも限りがあるサラちゃんから見ると、『まるでおもちゃの国に来たかと錯覚するほどの見たこともないようなおもちゃの量だった』そうです(サラちゃんのママ談)。うちの子供たちが、このサラちゃんの様子を見てどこまで感じられたのかはわからないけれど、あたりまえのように家にあるたくさんのおもちゃは、みんなの家にあるわけではない、ということが少しでも彼らに伝わっていたらと思います。
おわりに
2時間遅れの到着で始まったホームパーティですが、家で一緒にご飯を食べながら過ごす時間ってやっぱり最高だなと改めて感じたディナーでした。
外で会うのと、家で家族一緒に会うのとだと、一緒に過ごす同じ時間でも濃厚さが全く違います。
こんなホームパーティをもっとやりたいから、料理がもっと上手になりたいなと、今回も強く思ったタンザニアでの楽しいひと時でした。
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