香港人が年をとっても健康なワケ
香港の人たちのライフスタイルを見ていると、「長生きしそう~」と思うことが多々ある。ふと、香港人の平均寿命を調べたらやっぱり!
2020年のデータでは、平均寿命は香港がトップというデータがでてきた。
データによって、日本と香港の平均寿命はともに高いが、2025年の今年は、香港の平均寿命は85.9歳となり日本を越える、なんて予測もでている。(香港の調査データ)
実際に香港で生活していると、このデータに納得する発見が日常的にある。今日は、日々の生活で感じる香港人の健康的な生活について、紹介してみたい。日本でも取り入れることができるものも多そうだ。
①朝からエクササイズ
毎朝、子供とバス停まで歩く道すがら気づくのは、朝早い時間から、年配の方たちが、公園や広場で楽しそうに体を動かしている風景。グループで太極拳をやっている人達、2-3人でおしゃべりしながらフラフープを回している女性たち、公園にある鉄棒を使って足腰の筋肉を伸ばすような動きを繰り返す人達。
アメリカにいる時は、ジムに朝から通う若者の姿をよく見かけましたが、香港ではちょっと違う。若者よりも高齢の方たちが、足しげく外に出かけて体を動かしている姿をよく見る。
そりゃ、健康な体を維持できて、長生きするよね~と感心しながら、その光景を見ている。太極拳にも興味がわいてきた。
②飲み物
香港に来て驚いたことは「冷たい飲み物を頼むと追加料金がかかること」。そんなシステム、今まで聞いたことがないから、不思議だった。理由は、アイスだと氷の準備が必要だからとか、アイスだとドリンクの量が少し増えるからとか、いくつかあるようだ。
日本でも「冷たいものより、温かいもののほうが体にやさしい」という考えはあるので、理解はできる。冷たいものは血圧を上げるということもあって、健康を気にする香港の人は温かい飲み物を飲むことが普通なんだとか。
レストランやちょっとした場面で、お水がでてきそうな時に温かいお湯が出てくるので、まだ慣れない私は時々びっくりする。温かいお茶ならわかるけれど、味のない「お湯」を出されると、まだちょっと違和感があるのだ。でも、お白湯は体に良いから、ありがたくいただく。ちなみに、子供たちは「なぜ、水が温かいのだ?」という顔をして一切飲まない。
私はまだ体験したことはないけれど、コーラやビールを注文すると生あたたかいのが出てくるという話も聞いたことがあって、そういう場合は冷たいほうがいいよね!という意見もありそうだ。
体を冷やさず、熱い飲み物で高血圧が予防できているというのも、長寿に関係があるのではないか、そんな風に思う。
③あちこちで登る
土地の狭い香港には、思った以上に坂や階段が多い。これは想像していなかった!ちょっと外出すると、家に帰る時には必ず、坂を上ることになる。
そんな時に「すごい!」と感嘆してしまうのは、年配の方がスタスタと坂道を上がっていく姿。または、杖を突いて、「え、この坂を上がるのですか?」と思うような急こう配を、のんびりと散歩している姿だ。
毎日歩いていたら、坂にも慣れるのかもしれない。でも、それにしても、坂をぜーぜー言って登っている私には「すごい」の一言しかない。
幸いうちには、エレベーターがあるのだが、香港のご老人は高層アパートの階段もスタスタとあがってしまうと聞く。
年をとっても体がピンピンしていて、脚力がついている香港のご老人は長生きしそうだ。
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