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クリエイティブな仕事をいかにビジネスと捉えるか

私の仕事は「映像制作」なのですが、どちらかというとすごくビジネスと捉えており、ビジネスクリエイターと名乗っています。

クリエイターには2パターンいて、「完全にビジネスとして依頼をいただいたものを制作する」「自分の表現したいことでお金になれば」という方がいるかと思います。どちらの方法でも良いかと思いますが、「自分の表現したいことでお金になれば」という方は、創作思考が強く自分のやりたいことを表現できる人かと思っています。

「自分の表現したいことでお金になれば」という方は、画家や写真家さんなど、作品を作ってから、それに値段をつけ購入してくれる人がいたらビジネス成立というところかと思います。

一方、「完全にビジネスとして依頼をいただいたものを制作する」という方は、ビジネスと捉えているので依頼がないと成立しません。依頼をいただける方をいかに増やし、それに答え、対価として報酬を受け取るということかと思います。私は完全にこちらです。自分が何かを作りたいというよりは依頼をいただいたものに精一杯返すというスタンスでやっています。

「完全にビジネスとして依頼をいただいたものを制作する」方は、時に自分が作りたいものはさておきという場面が多々あります。そしてクリエイティブ要素が必要ないケースもあります。そこが割り切れるか、またはそんなことは気にしないことかと思います。この思考の場合は、比較的何を制作しても面白いと思える方の方が向いているかもしれません。そうでないとストレスがたまる一方だと思います。

1番中途半端なのが、「ビジネスとして依頼を受けているにも関わらず自分の表現したいものを出す」人です。クリエイティブな仕事をしている人の中にはこのパターンの方が結構多いと思っています。

例えば、コンビニやチェーン展開をしているお店のように「時短でわかりやすい表現」が必要な場所に、隠れ屋的高級レストランのような「おしゃれな表現」を自分の自己満足クリエイティブを出してしまうことです。

そういう人に対しては、自分が表現したいものがあれば依頼をもらった場でやるなよ、と思っており、それは自分でやってくれと思っています。

テレビ番組を制作していた時に、先輩から言われた言葉で印象的だったのが「自分が作りたいものを放送したいなら、自分のテレビ局作りなよ」という言葉です。ごもっともと思いました。

今は、youtubeがあるので、自分のテレビ局みたいなものはすぐに作れるので作れば良いと思いますが、果たして収入になるかはわかりませんが。。。

クリエイティブな仕事をビジネスにするか否かは自分次第かと思います。

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