親という立派な職業 #246
以前の記事で書いたように、私はベビーシッターをやっていました!
子育て経験はありませんが、保育園で半年、シッター先で1年間、''模擬子育て''をして思ったことがあります。
それは「虐待事件って起こっても仕方ない」。
誤解がないように言っておきますが、虐待を容認してるわけではありません。
どんなことがあっても子供に手を出すことはいけないことだと思っています。もちろん精神的DVもダメ。
ただ、子供って自分の思うように動いてくれないし、産んだあとは(最低18年は)責任もまとわりつくし、保育園のような外部施設に預けられるまではずっと付きっきり。当然のことながら、自分のことは後回し。
出産後の女性を例に出すと、自分だってボロボロな状態なのに、小さな命を守るために一日中泣きわめく赤ちゃんの面倒をみなきゃいけない。いくら自分が産むと覚悟しようとも。
同時に、人によっては、マタニティブルー、ワンオペ、待機児童、職場復帰など、さまざまな問題にぶち当たる。
そりゃあ、育児ノイローゼになって、手を出してしまう状況になっても仕方ないよなって。
保育現場に携わるまでは、「可愛い子供に暴力振るうなんて絶対にあり得ない!」なんて思っていたけれど、どんなにお腹を痛めて産んでようと、よっぽど経済的にも物理的にも恵まれていないとずっと子供を可愛いだなんて思えないよなと思いました。
私は保育園でもシッター先でも、お金をもらって時間限定で、代理保育をしてました。
言ってしまえば、明確な対価があったし、責任は一時的なものだった。
だから、無償の愛を注いでいる世の中の親御さん達って本当に素晴らしいなって思ったんです。
そんな親御さん達が少しでも思い悩み詰めない社会になったら嬉しいなと思います。
まだまだ「子育ては女性がするもの」「我が子は自分で育てろ」みたいな風潮が世の中には残っています。
おまけに、コロナ禍で孤独育児を経験した人も多いそう。
自分に何ができるかは分からないけれど、少しでもそういう人達の役に立てるように活動していきたいです!