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為替から見た・10年前と今どっちが幸せ?
どうもニジルです。
今回はネットやニュースで出てくる
経済関係のお話を
この記事では主に経済の話
話を振られたけど自分の意見が持てない
あるいは、人に教えたいけど自信ない
(最近は学校の先生とお話しする機会も増えてきました)
そんな方にとって少しでも
役に立てるものであったら幸いです。
経済といっても切り口がたくさんあるのですが
今日は為替の話をしてみたいと思います。
記事を書こうと思ったきっかけは
先生サイドの話でいくと、金融教育が始まった
けれどもそもそも実務でやっていないのでわからない
というのが本音(ニュースの内容もちんぷんかんぷん)
そんななかで、
今日のロイター通信の記事
「円安は日本経済に有益=IMF高官」
という見解を示し
たまたまみつけたんでこれを
テーマにしていきたいと思います。
では早速行ってみましょう。
そもそも為替ってなんですか?
端的に20文字以内に説明すると
【2つの国の通貨の交換比率】
以上となります
ちゃんと補足します、笑
2つの通貨というのはここでは
日本円とドルとします。
交換比率のうち比率ですが、
これは算数のお話で、分子と分母がわかれば
出てきますよね?
では為替に置き換えるとどうなるか?
日本円の総量(JPMB:ジャパンマネタリーベース)
と
米ドルの総量(USMB:アメリカマネタリーベース)
この2つの数字がわかれば割り算できます。
ニジルさんや、そんなんどこで調べたらいいんじゃ
はい、こちらをご参照ください
これのうち日米のマネタリーベース推移をみてみると
あれこれ騒がれている為替の本質が見えてきます
試しにやってみましょう
例として
2022年3月
JPMB:660兆円
USMB:6.1兆ドル
JPMB/USMB=660/6.1=108円/ドル
当時はそんな水準でしたね
今から見るとかなりの【円高】です
では最近の数字でやってみましょう
2024年8月
JPMB:671兆円
USMB:5.6兆ドル
671/5.6=約120円
では実績値では?146円
ニジルさんや全然数字があってませんがな
そう思われた方、鋭いです。
見方を深堀する
上記の例でいえば、数字がズレているから
理屈は破綻している
これも一つの見方です。
いわばこれは虫の視点です。
短期間でトレードなどをされている方にとっては
死活問題かもしれませんが
あなたにとってそれは大きな問題ではありません。
ここで押さえてほしいのは
本当の為替の実力は本来1ドル120円前後なんだという
【ひとつの基準】です
この算出方法や理屈が入っているだけで
1ドルが200円になって経済が終わるとか
(それ以外も突っ込みたいですが)
1ドルが逆に60円になるとか
そんな極端な事態には発展しないので
安心してくださいねというのが一つお伝えしたいことです。
時間軸を10年に引き伸ばしてみましょう。
ちょうど奥さんがイタリアに行っているのですが
当時旅行した時のレートが
1ユーロだいたい160円くらい
では2024.10月時点では、164円となっています。
あれ?円が弱くなっているのは事実だけど
一方的に弱くなってると言えなさそう
という切り口もあります。
ちなみに10年前の2014年1ドルは108円でした。
鳥の目線で見てほしいのです。
そしてもっと大切なことがあります
今日のIMF高官の見解
日本経済にとって円安はポジティブという真意
さらに深堀:そもそも円安はいいのか悪いのか?
結論ですが、円安は日本経済にとってプラスです。
今の株価を見て頂いたり、
上場企業の決算を見ていただければ過去最高益です。
税収だって過去最高水準にとれている事実。
ここはけちのつけようはないです。
なんせ国が税金として回収している金額にウソはないですから
ただ、あなたは思うはずです。
暮らしは豊かになってない
物価は高騰している
その通りです、ニジルも物価高は
特に感じています。
学生の頃お世話になった牛丼屋さんのカレー
290円でしたからね、、、
ただ暮らしが豊かになっていない
というのは見方次第かなと思います。
今目の前にあるものを
大切にできているかどうかで答えが変わってきます
あなたは10年前と比べて、いや
今この瞬間穏やかですか??
鳥の目線で俯瞰したあと、日常生活を見つめる
円安はプラスだけど、家計はネガティブ
これには分けて考えないといけない
ポイントがあります。
シンプルにあなたがお勤め人だったら
給料が15-20%上がりましたか?
10年前から
おそらく答えはNOだと思います。
これは出世云々を差し引いても
給料が上がってないんです。上げてないんです。
企業はお金持ってますよ、
過去最高益ですから。
その企業の株価を左右しているのは
ダレでしょうか?
日本人ではないですよ。
これから考えていった方がいいこと
いつもニジルの記事を読んでくれるあなたは
会社や社会に文句を言って
立ち止まっている人ではないと思います。
もし、お金を増やしていきたいと考えるなら
給料が上がらないなら収入の複線化を目指していく。
お金について自分の考えを整えていく
資産コレクターになっていく
どうしたら富を構築できるか考えていく。
一緒にお手伝いできることがあれば
声かけてください。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
ニジル