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[キャリア教育] 父にインタビュー

就活真っ只中の大学生3年生の私が、働く父へキャリアインタビューをしました!働くことと人生の充実をどう捉えているのかを考えていきます。


前提

父の職歴やライフスタイル

キャリア

父は初めてのキャリアで地元の建築資材メーカーに10年間勤務し、経理から設計および営業へと職務が変わりました。その後、化学薬品メーカーに転職し、現在は20年近く勤務しています。最初は抗生物質製剤を担当し、現在は排水処理などの環境管理を行っています。

ライフスタイル

父は社会人クラブでバドミントンの活動をしています。高校生でバドミントン部に入り、それからずっと続けています。
また、犬を飼っており、毎朝散歩に行っています。朝は早いですが散歩は楽しく充実しているそうです。

本題

Q1. これまで取り組んできた仕事

父は、第1キャリアでは、地元の建築資材メーカーに就職しました。この会社で約10年間勤め、最初は経理部門を担当し、その後、建築資材の設計および営業へと職務が変わりました。

第2キャリア(現在) では、化学薬品メーカーへ転職しました。在籍は既に20年近くになります。入社後の10年間は抗生物質の製剤を担当し、現在は排水処理などの環境管理業務を行っています。

Q2. これらの仕事を選んだ理由・転機

1社目の建築資材メーカーは、特に選んだ理由はなく、内定をもらったから入社を決めました。大学時代はバドミントンに専念していたため、就職活動にはそれほど集中していませんでした。

2社目の化学薬品メーカーを選んだのは、収入アップのためです。転職により収入は前職の倍になりました。その他の理由はありませんが、それだけで十分だったといいます。この転職は金銭的動機 のみだったようです。

転職の転機は、バドミントンクラブでの人とのつながり がきっかけでした。

Q3. 現在の仕事に必要な能力・大変なこと・やりがい

新たな業務はすべて初めての経験だったため、全く新しい環境に適応する能力 と、専門知識を身に付けるための努力 が求められました。

大学時代はバドミントンに没頭し、第1キャリアでは建築資材メーカーでの勤務経験を経て、化学薬品メーカーへ転職しました。新たな業務はすべて初めての経験でした。

そのため、危険物取扱者などの専門資格を取得する必要がありました。全く新しい環境に適応する能力と、専門知識を身に付けるための努力が求められました。この努力の原動力は、「辞めるわけにはいかない」というプレッシャー だったといいます。この時の原動力や転職理由から、父は仕事に対して外発的動機づけ をもとに取り組むことが多いようです。

Q4. これから就職していく「私」へのアドバイス

理想は、他人よりも高いスキル を持つことです。

一般的には、就職活動では学生時代に培った明確なスキルをアピールすることが有利ですが、それには大学院へいくなどの時間と経済的コスト がかかります。単純な対策としては学生のうちに資格を取得しておくと良いでしょう。人事としては、明確な成果があると他の応募者と比較しやすくなりますし、意欲の有無を判断する材料にもなります。

ただし、重要なのはスキル です。特に私はITエンジニアというれっきとした技術職を目指すため、文系だとか言い訳をしている暇はありません。キャリアのいいスタートを切るにはスキルが必要です。

また、少なくとも3年間は新卒入社した企業で働く ことです。近年は若者の早期離職が問題視されています。確かに企業独自の社風や価値観は、実際に働いてみなければ分かりません。しかし、すぐに辞めるのではなく、少なくとも3年は辛抱強く働くことをお勧めします。その3年間でスキルを身につけることは決して損にはなりませんし、1年では企業を理解するには不十分だからです。

Q5. 若い頃に戻れるとしたら、キャリアにおいて何を変えたいか

若い頃に戻れるならば、もっと長期的な視点を持って学生生活を送りたかったといいます。父には学生の頃に目標を持ち、必要な努力をするという感性がなかったため、気づいたときには就職活動において手遅れでした。学生時代は特にバドミントンに専念しており、勉強にはあまり力を入れていませんでした。その結果、第1キャリアで満足のいく成果を得ることができなかったといいます。

Q6. この仕事を楽しめているのか、その理由

仕事自体には特に楽しさを感じていません が、日々は充実しています 。趣味であるバドミントンや、ラグビーの少年クラブでの交流が生活を充実させています。職場では、仕事内容自体は楽しくなくとも、部下とのコミュニケーションや賑やかな職場環境を楽しんでいます。趣味を含めた生活全体 としては、非常に充実しています。仕事を楽しむことだけが人生の充実につながるわけではなく、人生全体を充実させることが重要です。

Q7. 「入社後、ミスマッチを感じたこと」ランキングの上位3つは、「仕事内容や配属について」、「組織の特徴や社風について」、「成長環境やキャリア開発について」ですが、これを聞いて感じたこと

入社してすぐに辞める人もいる現実に直面しています。実際に、現在の職場では、入社後1年以内に辞職する人もいれば、3年で辞職する人もいます。大企業になれば、「配属ガチャ」という概念も存在しますが、重要なのはそこで何を学ぶかです。2年働けば失業保険の適用も受けられるため、少なくともその期間は辛抱して学びを深めるべきだと感じます。また、本社採用の専門職や総務などの部門は転勤が多く、それに伴うストレスも大きいですが、始めの3年間は踏ん張りどころです。

インタビュー後に感じた変化

以前は仕事を最大限に楽しむ ことに重きを置いていましたが、インタビュー後は人生を充実させる ことに焦点を変えました。仕事と趣味の時間をうまくバランスさせることで、全体としての生活の充実を図るべきだと考えるようになりました。

また、人生を充実させるには人脈 も重要です。父はバドミントンの社会人クラブに所属しており、日常的にコミュニケーションを取ることで人脈を築いています。人脈とは父とその関係者の間のものに留まりません。その関係者の先の関係者と繋がることもできます。
実際に、父が転職する際には、このクラブの人脈が重要なポイントとなりました。ここでは隣接した人脈ですが友人の紹介により転職を成功させたのです。人脈には管理コスト もかかります。しかし、それを有効な資源として活用できれば一人では得られない情報収集が可能となり、人生を充実させる機会 を得られます。これらを天秤にかけバランスよく運用することが重要です。


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