自分にとっての幸せを思い出し味わう
こんにちは。鷹取智子です。
研修講師として活動をしています。
noteでは、「心身ともに健康でいることの重要性」について
シェアしています。何かしらお役に立てたら嬉しいです。
いきなり幸せとは、と言われて少し驚かれたかもしれません。
実は私がいつもお伝えしている内容、心身を整えごきげんな状態を
増やすことは、「より充実した豊かで幸せな人生を送っていく」
ことにつながると信じています。
あなたは、ポジティブ心理学という言葉を聞いたことはありますか?
ポジティブ心理学は1998年に当時、アメリカ心理学会会長であった
マーティン・セリグマン博士が創設した、比較的新しい心理学の分野で、
「幸せ」について科学的に裏づけをとったものが、ポジティブ心理学です。
これまでの心理学が、人の心の動きを解明したり精神疾患を治療することを目的としたのに対して、ポジティブ心理学は、より良い生き方とは何か、
理想的な未来に向けて今何をしたらいいか、人それぞれの強みを使って
どう成長したらよいか、といったことを研究しています。
心身ともに健康でいること、つまりウェルビーイングとは、
広義の意味での健康、「well(良好な)-being(状態)」を指しています。
ポジティブ心理学が追及している「幸せに生きる」
「より良い生き方を目指す」ことは、ウェルビーイングの定義である
身体的・精神的・社会的にも満たされている生き方につながるのです。
「幸せ」というと「Happiness」という英単語をイメージするのではないでしょうか。「Happiness」と「well(良好な)-being(状態)」はどのように
違うのでしょうか。
・Happinessは幸せな感情の一部を表す
・well-beingはそれよりも広い意味での良い状態を表す
と言われています。
また、『ウェルビーイング』 前野隆司・前野マドカ著によると、
紀元前5世紀の古代ギリシャではアリストテレスなどの哲学者の間で、
幸福に関する2つの考え方があったとのこと。
へドニア(快楽主義)とユーダイモニア(よき人生主義)です。
へドニア(快楽主義)は、美味しいものを食べる、競争に勝つなど短絡的・刹那的な楽しみ・喜びを指しています。一方、ユーダイモニア
(よき人生主義)は、もう少し長期的なスパンで幸福を捉えている
そうです。
ユーダイモニアは目的に向かって前向きに進むことや、他の人たちとともに生きる利他性の中に幸福を求める、倫理性を備えた生き方。
ハピネスがへドニアに近く、ウェルビーイングはユーダイモニアまでを含むのではないでしょうか。
心と身体を整え、ウェルビーイングな状態になると、一時的な快楽、
たとえばお酒の飲みすぎやからだによくない物をつい食べてしまうことで
ストレスを解消する行動は徐々に減っていくことが期待できます。
そして自ずとユーダイモニア的な持続可能な幸せを味わうことにつながっていくのではないでしょうか。
私がイメージする持続的な幸福とは、「あ~なんだ幸せだな~」と
心がぽかぽかしている感じ。そしてその幸せがジワジワと広がり、
満ち足りた幸せが長期間継続して続くイメージです。
ごきげん状態が増えることによって、持続的な幸福を感じやすくなったな~と個人的には感じています。そして大事なのは、その幸せな感覚を味わい
尽くすこと。そうすると身体もさらに元気になっていくし、
さらに幸せの感覚が続くのです。
あなたの幸せって、どのような感じですか?
幸せのカタチや定義は、人それぞれ。
だから人と比べる必要なんてないんですよね。
どんな幸せも幸せ、だから良いって思っています。