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笑顔をつくることはなぜ大事なのか
こんにちは。鷹取智子です。
企業向けにコミュニケーション研修などを中心に登壇をしています。
また調剤薬局に在籍していた経験を活かし、ホスピタリティコンサルタントとして医療機関に対して、チーム作りのサポートをしています。
仕事でお客様・患者様・同僚と接する中で、
「笑顔が大事」
だと言うのは皆さん理解されていると思います。
笑顔でいるメリットとして、
「相手への印象が良くなる」
「相手の心を開くキッカケができる」
「社会人としてのマナー」
などあるかと思います。
でもね、笑顔でいることは、あなた自身にとって大きなメリットがあるのです。
実は笑顔には、脳科学的にも明確な効果があることが分かっています。今回は、笑顔の力を脳科学の視点でお伝えし、日常に取り入れるための具体的な方法をご紹介します。
1. 笑顔が脳に及ぼすポジティブな影響
笑顔を作ると、脳内では 「幸せホルモン」 と呼ばれるエンドルフィンやセロトニンが分泌されます。これらのホルモンはストレスを軽減し、心を落ち着かせる効果があります。
さらに、笑顔を浮かべるだけで脳の「報酬系」が活性化し、「自分は今、幸せだ」と錯覚させるんです。
試しに以下のことをやってみてください。
「笑顔で上を向きながら、私は不幸だ~と言う」
おそらく笑顔を浮かべるだけで、「不幸だ」という気持ちにはなれないのではないでしょうか。
私はCA時代、悲しかったり辛いときには仕事の合間にトイレに入り、鏡に向かって思い切りの笑顔で「頑張っているね!」と自分自身に声をかけるようにしていました。
そうすることで、気持ちが明るくなり自然な笑顔が出るようになるのです。
2.笑顔の連鎖を起こす
笑顔は単なる個人の行動ではなく、周囲の人々にも大きな影響を与えます。
脳内の「ミラーニューロン」という仕組みのおかげで、笑顔を見ると他人も笑顔になりやすいのです。この現象は「感情の伝染」と呼ばれ、チームや家庭においてポジティブな空気を生み出します。
あなたも、同じような経験はあるのではないでしょうか。
3.笑顔の健康効果:免疫力を高める
笑顔を浮かべることでストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられることが分かっています。これにより免疫力が高まり、病気になりにくい体を作る手助けをします。
アメリカの研究では、がん患者が「笑い療法」に参加した際、免疫細胞の一種であるNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化し、治療効果が高まったケースが報告されているんです。凄いですよね!
4.笑顔を増やす簡単な方法
笑顔の効果を最大限に引き出すには、まず習慣化することが必要です。例えばこれらのことがお勧めですよ!
朝、鏡の前で笑顔を作る
笑顔を意識的に作ることで、脳が「幸せ」を感じやすくなります。
笑顔を誘う瞬間を意識する
子どもやペットとの時間、好きな音楽を聴く時間など、自分を笑顔にする状況を増やすとよいでしょう。
「笑顔の力」をチームで共有する
職場や家庭で笑顔の重要性を話題にし、全員が笑顔を意識するように働きかけると、より効果が広がります。
いかがでしたでしょうか。
笑顔は、あなた自身の印象を高めるだけでなく、幸福感を高めます。くわえて、周囲の人々をも前向きにします。
忙しい日々の中でも、1日1回「笑顔を意識する瞬間」を作るだけで、チームの雰囲気や人間関係が大きく変わるキッカケをつくってみませんか。
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