入社して5ヶ月目にしたこと。
株式会社BesoでUIUXデザイナーをしているTommyです。
なかなか執筆が滞っており、すでに半年以上前の話になりますが、5ヶ月目となる2022年8月にしたこと、になります。
5ヶ月目の2022年8月のキーワードは、大きく2つが挙げられます。
・アイディア出しもインタビューもどこまでやればいい?
・自分の欠点に向き合う
デザインスプリントを回してみて思うところ
前回の記事でデザインスプリントを導入した、と書いたのですが、スプリントを何度か回すことでわかってくることがありました。
「アイディア出すのはいいけど、どう収束させる?」
「社内でユーザーテストしてみるけど、何人に聞けばいい?」
アイディアの収束
その週に取り組む項目はスプリントの動きで決めることによりやりやすくなったのですが、次に感じた課題が、その項目について出てきた具体的なアイディアをどのように収束させていくか、でした。
前回の4ヶ月目の記事でも出てきていた、月次進捗・ToDoの画面デザイン案を作る、を大枠進めていたのですが、チーム内でそれぞれのメンバーからデザイン案が出てきたとして、、
それぞれ考えを持って案を出しているので、「なるほどね」と思うところがあり、絞っていくための決定打に欠けていたイメージです。
ユーザーテストの実施人数
またスプリント内ではユーザーテストを行うようにしていたので、ほぼ毎週ユーザーテストを実施していたのですが、社内のメンバーに聞くとして実施後の整理と考察にも時間がかかる。。このような状況が発生していました。
アイディアの収束にも関連する話ですが、どんなにチーム内で唸っても結局自分たちはZoooUを実際に使う税理士ではない、となって決めきれず、ユーザーテストで確認しよう、という流れにもなっていました。
とはいえ、税理士メンバーだけでなくふつうにエンジニアメンバーにもテストを行っていました。
こう振り返ってみると、聞きたいこともいろいろと増える中でやみくもにユーザーテストも行い、そりゃ工数もかかるわな、という感じがします。
こんな状況の中で、1つ新たな手段で取り入れたのは、Slackで税理士メンバーに聞く、です。
Slackで聞けるようなことはSlackで聞いてしまおう、というもので、実際にSlackで投げてみると税理士メンバーも意見をくださり、これは工数削減の手段として機能しました。
今の自分から言いたいこと
デザインスプリントを回してみて思った2つの課題感を書いたのですが、この記事の執筆をしている今の自分から当時の自分にはこう言いたいです。
「基準」が定まっていないぞ、と。
当時の開発の動きは、「ユーザーのターゲット像」「課題」「課題解決後に得られる成果」が本当にフワッとしていたなと思います。
ターゲット像が決まっていると、デザインを決める判断軸の1つになりますし、ユーザーテストもターゲットに当てはまる人をメインに実施すればいいとなります。(なぜ当時、税理士以外のメンバーにも聞いていたのか、、笑)
ターゲット像が決まってくると、こうした知見も生きてきます。
また、課題と課題解決後に得られる成果が明確になっていると、これらもデザインを決める判断軸になり、こういうことができればOKというゴール設定にもなります。
開発のプロダクトバックログには受け入れ基準があり、身近にヒントはあったのですが、
この「基準」があることで話をまとめることができることに気づくのは、8月からもう少し後のことになります。
自分の欠点に向き合う
チームで動くということ
心理的安全性
よく聞く言葉だと思います。
言うは易しだが、いざ作ろうと思うとなかなか難しい…
これは今でも日々模索が続くばかりなのですが、この心理的安全性を作れていないことに、まざまざと直面したのが2022年8月でした。
ZoooU機能開発のためにデザインチームで機能改善のUIを作る。そのためのチームとしての動きも回り出し、いい感じに動いているではないか、と個人的に思っていた一方で、実は裏では歪みが生じていました。
どうやら、
・言い方がきつい
・自分の思い通りに進めようとしがちで人の意見をあまり聞かない
これがチームのメンバーの心理的な負担になっていたようでした…
自分の欠点に向き合う
もともと営業をしており、顧客とのプロジェクトを社内で押し進める立場にあり、強く言わないと話が進まないことも多く、その時はけっこう言いたいことを言って語気も強く言っていたところがありました。
6年そうした環境にいた手前、染みついた習慣はすぐに変わるわけでもなかったです。しかし、所変われば品変わるで、同じような言い方をしていると、Besoでは通用しないことを痛感しました。。
自分の欠点に向き合う
いざ向きあってみると、これってやはりなんというかエネルギーいるものだなと思います。
グッと堪えて真摯に向き合わないと改善はしないものの、「いやだって…」というように自分を庇う言い訳で目を逸らしたくなる。。
本当にこの行ったり来たりを繰り返しながら、徐々に欠点を消化し、改善へと昇華させる、そんな気がします。
何か特別な方法があるわけではなく、
自分が変えられるところから行動を変えていく
これに尽きるかな、と今のところは思います。
デザインチームのメンバーには、きつい言い方になっていたら躊躇わずにその場で言ってほしい、と伝えたり、メンバーの意見もとりあえずまずは自分の中に入れることを意識したりしました。
行動を変えていくのは "ちりつも" であると同時に、今こうして言語化して改めて気をつけようと思えるところです。
チームで動くことの難しさ
5ヶ月目の内容を振り返って書いてきましたが、全体を俯瞰してみてみると、チームで動くことの難しさを感じたタイミングだったな、と思います。
話をまとめるのも最終的にはチームで結論を出すことになり、そこにはメンバー間でのコミュニケーションが必ず発生します。
どのような雰囲気で会話ができるか。
メンバーが納得している結論であるか。
やはりチームで動くって難しいです、笑
わりと個人的な話で特に何かtipsがあるわけでもない内容になってしまいましたが、1人目の正社員デザイナーとしてスタートアップに入り、組織も作っていく必要があるデザイナーのリアルな話として、少しでも参考になる部分があったら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考:今回の記事の内容に関連するもの
■ 入社して3ヶ月目にしたこと。
■ 入社して2ヶ月目にしたこと。
■ 入社して1ヶ月目にしたこと。