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生死は隣り合わせ

生死は隣り合わせ。

「また明日」
と言った患者様が
次の日には亡くなっていたことは
1回や2回じゃない。

だんだんと体調が悪くなる方もいれば
急激に悪化して亡くなる方もいる。

理学療法士は医者や看護師と比べると
【死】と直面する機会は少ないが
それでも何回も悲しい別れをしてきた。

【死】はどんなに経験しても慣れない。

「また明日」は
当たり前じゃない。

病気があろうとなかろうと
「明日」が来るかは
誰にもわからない。

生死はいつだってセット。

私自身「生きたい」と思う気持ちと
「死にたい」と思う気持ちが
混濁して行ったり来たり。

でも、それでいいんじゃないかと思う。

私たち人間は固定された存在に見えるけれど
細胞→エネルギーと、どんどん人間を分解していけば
それは常に動いているモノ達だから。

だから、日々考え方も行動も変わる。

そんなふうに考えるきっかけをくれたのは
やはり理学療法士の仕事と
共に働いた仲間の存在が大きいのだと思う。

天職と思える仕事に
また戻れる日は来るだろうか。


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