建築、ファッションとカタチ
ArtoMe(アートミー)主宰のTOMMY☆です!
「森羅万象アート」についての記事でも書いたのですが(PV数が少なく泣)、伝わりにくい内容だったかな。目に見える、見えないにしてもいろんなカタチから成立しているわけで、要素を構成するカタチにとても惹かれています。
身近にある机や椅子も線を結んで出来ていて、家もそうで建築家の人が線を繋ぎ合わせて構築して。線、は猫の如く液体化ではないけれど、自由自在にカタチを形成することができるのが魅力で惹かれている理由の一つでもある。永遠と組み合わせが成るであろうカタチ。特に幾何学的模様が面白くて。
2021年に、東京オリンピックエンブレムをデザインされた野老朝雄さん方が東京大学駒場博物館(こちらの博物館、とても建物も素敵なんです)で「つながるかたち展01」を開催されて足を運んだ。この展覧会にあったての座談会も興味深くて。
物理やら難しいことは、分からないのだけれど「カタチ」のしなやかさや組み合わせの普遍性と美しさ、面白さにもうワクワクしっぱなしだった。野老さんは、建築学の方で工学的な発想思考をベースに領域を超えて「つながる」をテーマに制作されている。
少し前に、何故かふとコンパス分度器で絵を描きたくなり小学生以来に購入してスケッチしている。小学校の頃は”勉強”って感じだったけれど、コンパスを永遠と無になって回していたなぁなんて思い出したりしている笑。ここでカチ!っとする組み合わせが来るまで楽しもうと思う。これを、キャンバスへ描いて色付けまでする予定だ。
カタチ、と言えば日本を代表するデザイナーの一人ISSEI MIYAKEさんのBAOBAOバッグがずっと欲しいなと思いつつも、持っている確率が年々多くてあえて避けてしまっているという天邪鬼だ。MIYAKKEさんが発表したプリーツプリーズの洋服は本当に鮮烈だった。憧れつつも、まだ着たことがなくて当時文化人と呼ばれる方がよく着ていた記憶がある。プリーツをバッグにしてもいて、こちらもとても素敵だし、ヒトデやコンブをイメージしたバッグもその発想とネーミングがチャーミングだなって。l'eau d'isseiの香水ビンとか、工芸とファッションの融合作品が多いと言える。
MIYAKEさんは、六本木の21_21 DESIGN SIGHT設立にも関わられた。ここへ、いつも行こうとして行けていないのだけれど、次は意志を持って行ってみたい。
話が少し逸れるが、建築とファッションの類似性があってMIYAKEさんのデザインやコムデギャルソンの川久保さんのデザインは、特に建築的であるなと感じている。デザイン後、パターンを引いて、裁断して布地を組み合わせて人間の身体に纏わせる行程とか。そう言えば、過去にも美術館で建築とファッションの関係性についての展覧会をやっていたし、関連書籍も出ている。
実は、筆者は建築を学んでもいなく超文系なのだけれど、何がどう間違ったのか大昔に数年建築に関する仕事(それも設計する側)をしたことがある。この仕事が、なんと社会人デビューだった。前任者の先輩は建築士二級を持っていてとてつもなくプレッシャーだった。何とか図面を作れるようになったけれど、頭の中でどうしても立体を作ることができなく限界を来て辞めてしまったけれど(なぜ採用されたかは今だに謎だ)、今思えば「カタチ」を作ることに無意識かに興味があったからかもしれない。そう、無謀にも建築の学校に通うことも考えたくらい。元々、建物を見たり建築家の思想を知るのは好きではあったのだけれど、今となってはとても貴重な経験だった。
カタチ、についてはいろんな視点から語ることができて、こうして文章に書くことでやっぱり面白いテーマであるし、「森羅万象」のカタチとアートという視点からもっとアプローチしていきたいと思う次第。
まとまりがなくなりましたが、また次回!
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