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働くひとのためのキャリア・デザイン

キャリアコンサルタントの勉強をしてから、よりもっとスキルや知識をつけたいと思い、本を買い占めてキャリアをテーマに読んでいます!

あなたはキャリアをどう考えていますか?

悩んだらぜひこの本読んでみて欲しいです。

キャリアに悩んだときに読んでほしい

キャリア勉強をしたり興味があると読まれる一冊だと思います。
「働くひとのためのキャリア・デザイン(著書 金井壽宏)」

ちなみに試験でお名前がでてきてこの時は分からなかったのにしっかりでてきた先生でした‥。勉強不足。

最近は組織開発やキャリア理論の本を読むことが多く金井先生の名前はたくさん出てきます。

キャリアとは馬車のたどってきた道ほどを示す轍がキャリアに例えられる。
他にも旅、マラソン、四季・・・ など色々ですが、道のりや時間で変化があるものです。

キャリアって仕事だけと捉えがちですが、生きてきた中で経験してきたこと
今まで通ってきた道すべてが一人ずつのキャリア。

キャリア理論は時代の変化で変わってきますが、今注目されているバウンダリーレスキャリアについて述べられています。

バウンダリーレス・キャリア
職務、組織、仕事と家庭、産業の壁を越えて働くキャリア
賢く生きないといけないし、枠に内部で閉じた生き方はしないほうがよい

マイケル・アーサー

一つの組織に捉われて働き続けるのでなく転職も2人1人はしている時代になってきました。

代表的なキャリア研究、発達心理学の概念を通して紹介しながら、キャリアの節目の考え方を紹介してくれています。

キャリアを考えるとは

キャリアを将来の先の先までがちがちに計画をたてるのではなく、節目、節目で自分のキャリアをしっかりデザインするのが良く、節目でデザインして、あとは漂流(=ドリフト)するように、流れ身をまかせることを推奨しています。

キャリア論の研究者エドガー・シャインの3つの問いを考えてみて、自分のキャリアのゴールがどこにあるのかを知ることができるということです。
それぞれ3、4行程度のメモでいいので、ノートに記してみましょう。

【シャインの3つの問い】
① 自分はなにが得意か。
② 自分はいったいなにがやりたいのか。
③ なにをしている自分なら、社会に役立っていると実感できるか。

この3つがバランスよく実現している状態、それがキャリア・デザインの理想的な状態ですが、2については、回答しづらい人が多いと思います。
簡単に回答できる人ばかりならキャリアに迷う人はいません。
ほとんどの人がdoing(やりたいこと)よりbeing(なりたい状態)で考えています。やりたいことがなくて焦る自分とか悩むことって多いですが、みんなそうだし、迷っていることもキャリアでその時間を楽しもうと考えることが大切です。

キャリアを考えるうえでの心がけ

・キャリアは節目だけはデザイン(設計)し、節目以外ではむしろドリフト(流される)し、その適切なバランスの中でつくっていく
・節目の「危機」は「危」険と「機」会がどちらも含まれていて、いかに機会に転じられるかが1つのターニングポイントになる

金井先生の本より抜粋

今までは会社や組織が提供してくれたキャリアだがそうではない時代になりました。
自分自身で自分を理解し、社会変化と生涯発達も理解した上で、自らがキャリアの転機を感じられるようにしておくとしんどくならないでしょう。

例えばユングの発達理論では人生の正午を40代と説いています。
予期せず人生のピークを迎え、人生の終着である死を意識するという時期だということです。
知っているとその時までに備えたり、立ち向かたときに考えることは当たり前で、それをどう考えていこうか?と前向きになれます。

その経験を良いサイクルを回して成長に繋げること・周囲の人間関係・メンターを大切にすること・与えられた環境でも楽しみながら取り組めるかが重要だと感じました。

そのためにも自己理解が大切になってきます。
自己理解のためにキャリアコンサルタントとの面談・コーチング・
無料でも価値診断ツールなどもあるので活用してみるとよいと思います。
また、転職を決心していなくてもエージェント登録して面談してもらうと自己理解が進むと思います。

自分らしく生きていくには働くうえでのキャリアデザインが重要である。

キャリア節目のデザインを自分で選び取るということ。
節目にさしかかるとき、あるいは、人生そのものが他の人たちとの繋がり、相互依存のなかに自分がいるということを理解していると良い

ぜひ、悩んだときに読んでみると少し気持ちが楽になるのでお勧めです。


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