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ヘヴィ・トリップ2の2回目

2の公開から約ひと月経ってしまったが、2回目観てきました。
相変わらずシネマート新宿では、公開時のままヘヴィトリのポスター展示とグッズ販売を行っていた。ユンキ(墓の姿)も居たよ!

2回目鑑賞あるあるだけど、やはり体感が早くなる。
気づいたらメンバーが仲直りして刑務所に戻ってた笑

今回はメンバーの性格をより読み取れて楽しかった。
まず主人公のトゥロは1の時から、少し気弱で相手の言うことに丸め込まれてしまいやすい。本音を話す時は相手の目を見れなくて、うじうじしがち。メタルを通して発散できるようになったけど、フィストという強烈な人間に目をつけられてしまったのが悲しい。
ヴァッケンではジュディ・オング化したものの、バンドの皆との絆を取り戻すために、泥を被りながらも自発的に動いたのがかっこいい。
余談だけど、トゥロって少しBullet For My ValentineのMattに似てる気がする。

ロットヴォネンはロン毛に無精髭だけど、めっちゃ親想いの良い人。ギターなのに紙袋を被らされて、若干地味な扱いをされてるような…
ドッケン大佐やフィストと話してる時、「あれ?なんか話の方向性が違うぞ??」という表情が上手い。
でも実は彼には目標としているギタリストが居て、その人関連のものを見かけると目が無くなる。この一途さは素敵だし、もし結婚したら良いお父さんになりそう笑
そして彼がおそらく作中で一番の生命力の持ち主。頭の穴は最後塞がったのかな…

続いてオウラ。1では暴れん坊の精神病患者として描かれてたけど、今作では瞑想を身につけたようで、とても落ち着いた。というか、一番の常識人になってた。脱獄を止めるし、フィストのやり方に全く乗り気でなかったし、作中で出会うたくさんの人たちと仲良くなってるし。オウラって平常時はわりと倫理観持ってたんだな…。変わり様が一番激しい人物。
暴れん坊モードになると目が黒くなる演出が追加されてて、どうしてもジョジョのリゾットを思い出してしまう自分がいる。

そして皆大好きクシュトラックス。クシュ様って綴りがXytraxなの初めて知った…
メンバー1の頭脳派で、獄中でも図書館の司書を勤めており、実は鍵の管理もしてたという優秀ぶり。管理する音楽のCDやレコードはメタル以外一切扱わない頑固ぶりも可愛い。
脱獄するときですらメイクを必ず行い、自分の納得した音楽で演奏出来ないと断固拒否するなど、こだわりの強さも良い。まあリーダーだもんね。
普段からクールに振る舞うけど、好きなものには体が正直に反応してしまい、ツンデレのような態度が可愛い。ベビメタに興味あるのに「興味ないもん」って強がってるところに萌えた人は多かろう。私もそう。
そして悪人への鼻が効き、序盤からフィストを拒絶していた。音楽史に精通してるから、すぐ彼の正体が分かったんでしょうね。やはりクシュ様は偉大。


色々拗らせてるドッケン大佐、刑務所に何故か居心地の良さを求める刑務所長、主人公たちのライバルとなるブラッドモーターなど、今作もユニークな人物で固められていた。
特にメインとなるインペイルドレクタムはみんな「良い人」だから胸糞悪くなったり、不愉快になったりすることは一切無かった。
ストーリーはギャグ多めで内容はきちんとまとまっており、1と同じくメタル知らない人でも楽しめる作品だと感じた。


ヘヴィトリはX公式もノリノリで、いつも早見優の歌のフレーズを引用してるのが面白い。中の人、早見優好きなんだろうなぁ。

多分もうすぐ公開終了するだろうけど、DVD出たら買お〜

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Tommy
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