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エレガントさが痛みへ変化した話

昔からなぜか疲れやすい、あるいは、年齢やホルモンバランスの変化とともに徐々に疲れやすくなっていませんか?
その原因は、以前ご紹介した、自律神経が関わっている場合も多いかと思います。

自律神経を整えるキモは、「ゆっくり動く」こと。
歩く、走る、噛む・・・あらゆる場面で、私たち人間は、動きますよね。

なんだ、そうか。
自律神経を整える細かなテクニックを試しては、効果はあるけど本質的な感じがしないんだよなァ、というもやもやが、ブレイクスルーで弾けました。

ゆっくり動く。つまり、日常をエレガントに!貴族になったつもりで!
そう、私は、ナントカ=カントカⅡ世!!!


さあ、心はすっかり貴族です。
貴族といえば、あらゆる動作がゆっくり、いえ、優雅ですよね。
上質なマントや美しいドレスを身にまとったかのように、私も、ゆっくり動くことを始めました。

駅までゆっくり歩いて通勤。職場でゆっくり歩いて移動。家でも、遊びにいくときでも。
ものを一つとる動作すら、優雅に。茶碗を置く動作は、まるで花を扱う庭師のようです。

それに、ゆっくり動くためには時間が必要ですから、時間に余裕をもって行動するようにもなりました。
神経はみるみる穏やかになり、あ~~~~~~~~~なんだこんなシンプルなことだったのか!シンプルイズベスト!!

また、動作をゆるやかにして初めて気づきました。もともと私は、あらゆる動作スピードが早すぎて、結果的に副作用を生み出していたのです。
思い起こせば、前を見て歩いているのに人とよくぶつかりそうになるし、力は弱いのにドアをしめる音がうるさいと親から怒られたし、書類〆切に余裕で間に合ったと思えばケアレスミスの嵐だし。

ゆっくり動くとは、ノロマなのではなく、無駄がないのである!
人生に光が差し込んできました。



さて、1ヶ月ほど経ったある日のこと。
筋肉痛とはすこし違うような、するどく小さな痛みが左ヒザに走りました。

その翌日。
痛い。ちょっと歩くのがつらい。

3日目。
痛い。「ヒザ 病気」を検索し始める。加齢も頭をよぎる。

4日目。
軽いエクササイズすらできない。杖がほしいかもと思い始める。


おどろおどろしい病名にビビり、老後の心配までし始めるくらい落ち込んだところで、ようやく冷静になります。

「歩くのが遅すぎて、ヒザに負担をかけているのでは」

この仮説はドンピシャでした。シンプルに、歩くスピードが遅すぎて、ヒザに負担をかけていたようなのです。シンプルイズベスト。
すこしだけ早めに歩くよう改善すると、あらまあ。2日ほどでヒザの痛みは消えました。
そういえば、ゆっくり歩き始めてから、最近はご老人の皆さまにも追い抜かされていたな。

上達には、バランスをとるには、いったん片方ずつに全振りしてみる。そうやって痛い経験をつみながら、だんだん成長するのでしょう。

notだらだら、butエレガント!

皆さまも、「ゆっくりすぎる」に、お気をつけください!

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