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養鶏場で学ぶ人生について

こんばんわ。
日曜日の夜、いかがお過ごしですか。
久々に笑点を見ました。
わたしが知っている焦点とはだいぶ変わりましたね~
楽さんと歌丸さんの掛け合いが好きでした、とか言うとおじさん世代ですね~。

さて、今日は子どもたちと平飼いのにわとりさんたちのところへ、勉強に行ってきました。子どもたちの少しは勉強になったのか・・・?個人的には、とても衝撃的な現実と出会い、とても勉強になりました。


卵のおいしさの現状

平飼いでない養鶏場では、せま~いケージに2羽のニワトリを入れて、しかもそのケージは産んだ卵が転がって、回収しやすいように傾斜が付けられていて、ニワトリさんたちは常に踏ん張っていなければならない。
そこで、ニワトリさんたちは、産まれて5か月から卵を産みだして、長くても2歳には屠殺場へ行くんだとか。
この採卵用鶏は、2年を過ぎても、産卵も可能でニワトリさん自体は健康だけど、歳をとるにつれて、卵の数は減ってくるし、殻に異常のある卵も増えるため、卵の商品価値や生産性が低下してしまう。
こういった理由から、屠殺へと送られてしまうそうです。
だいたい、採卵率が7割を切ると飼育コスト削減のために屠殺されるんだとか。。。何という現状。

購入コストとニワトリを守ること

では、全部平飼いにしてあげたらいいじゃない!!!
という子どもの意見。率直でよい。
人間が決めた役割を全うできなくなった時には、この夜を去らねばならない。あまりにも残酷で、かわいそうだなぁと感じる一方で、今の自分にも少しだけ重なる気もした。
与えられたミッションを全うできない。それを全うする気がどうしても今の自分にはない、だからこそ、今の職場を去らねば、と思ってしまった、これが自分の転職の一番の動機だった。
それでも自分には他の選択肢があったという点が、ニワトリさんとは違ったなぁ。ニワトリさんにも屠殺される以外の選択肢はないのか。

社会構造を変えていく必要性

現代は転職も当たり前になった。
一昔前は、入った会社で定年まで勤め上げるのが美徳でした。
今でもそう思っている人たちは比較的多い、今年退職される方々はまだまだ転職するという意識はない世代じゃないかなぁ。
それでも、今後は人材の流動性がさらに高まってくると思います。
社会は、変わっていくもの。
そう思うと、ニワトリさんの社会も変えていけるのではないかとも思うんです。
平飼いのニワトリさんの卵値段は、110円/個なんだそうです。
1パック1,100円!!!これが今一般化されたら高級品で食べられる人も限られてくる。
そして加工品に使おうとしたら、例えば、パンやケーキはいくらになってしまうんだろうか。
今のままじゃ難しい実現が難しいけど、社会全体を変えていけば、ニワトリも人間も救われる世の中に近づける可能性もあるのでは…

御礼

本日も日曜日の貴重なお時間をいただきありがとうございました。
人間だけではなく、自然や動物たち、家畜も農作物もみんながウェルビーイングを追求できる社会になるといいなと思った一日。
みなさんの明日からの一週間が、良い一週間になりますように。
引き続きよろしくお願いいたします。

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