WFPダチョウファーム 新規2年目の振り返り
どーも、冨安です。
今年は北海道沙流郡平取町という地域で、WFPダチョウファームとしてブロッコリー25,26ha(ヘクタール)、ジャガイモ4,5haをやったので振り返ってみます。
北海道で農業をやり始める前は、岡山県美作市上山という棚田がある地域で棚田再生をしていたチームでした。自動草刈りロボットを一緒に開発したご縁から太洋産業貿易さんと一緒に、北海道農業に取り組むことに。
それが北海道で新規でやり始めたのは去年。ジャガイモ5ha、ブロッコリー2ha、そば1ha、かぼちゃ1haという面積をやりました。棚田でお米を作っていただけなので、大規模農業のことは何も知りませんでした。
平取町豊糠の耕作放棄地を借り受け、生産をはじめました。
地域の方々などにトラクターの乗り方や作業機の使い方、苗管理、防除など何から何まで教えてもらい、なんとかかんとかやりました。
2年目はブロッコリーの面積を、前年度の10倍に
1年目にやった結果、2年目は主軸をブロッコリーにして攻めることに。
一番面積を回せてお金が残るのがブロッコリーということで。スーパーなどで並ぶブロッコリーを出荷しています。
1年目は2haから25haと10倍以上の面積だったので、どうなるのか戦々恐々としておりました。
イモ、ブロッコリーあわせて、結果として売上の規模感は約4500万ほど。やる前はもっとコケると思ってたので一安心な数字ですが、ロスがあること、2年目で機械や資材投資がでかいこと
などの要因から利益が出るほどは売り上がってない状況です。
4月にシーズン開始そうそうに人が辞めてしまったり、コロナの影響で予定してた人が来ないなど、
マジか…どうすんだよ…!
みたいなことが多々ありましたが、上記の数字でなんとか乗り切ったなとも思いますが課題は多いところです。
特にブロッコリーの収獲が始まってからは人手がいるため、たくさんの人に来ていただきました。平取町豊糠というなかなか人が来ない地域に、多くの若者が来て交流できるのは楽しい時間でした😃
やるほどに難しいなと感じる農業の世界
大規模農業をやって2年。
やるほどに難しい世界だと感じます。当たり前ですが、そう簡単に儲かるものではないなと。
どんな農産物をつくるか、土地の回し方をするか、人をどう集めるか、どう資金調達するか
現場では機械が壊れたり、農地が思ったよりぬかるんで機械スタックしたり、天気に左右されたりと細かいトラブルは多いです。
また資源輸入国の日本では、農業資材や肥料も輸入がほとんど。世界情勢の流れ的には、日本の農業は逆境に立たされると思います。
資材高騰、そもそもモノが入ってこないケースは経験しており、諸外国の情勢に現場も振り合わせれるのも農業。
そんななかで、じゃあ来年どんな手をうっていこうか、というのが今です。
大規模農業をやってリアルに感じるところを発信してみたいなと思います。