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台風に思いを馳せる今日。

先週から毎日台風のニュースをチェックしていたら、気づいたらもう週の後半に差し掛かっていた。

先週の時点では、まさかこんなに遅い進度になるとは、露ほども思っていなかった。それなのに台風と来たら、運転なら追い越せそうな速度になるんだもの。

火曜日から水曜日に近づくよと言っていたのが、木曜になり金曜になり……土日まで巻き込んできた。大きな勢力のまま列島を縦断するのかと思うと、出勤したとして帰宅難民になりそうだし、家は大丈夫なんだろうかと、色々心配になる。

でも、私にとって何よりも気がかりなのが、自分の誕生日(笑)

実は私は8月31日が誕生日で、夜はご飯を食べに行くことになっている。けっこう前から何気に楽しみにしていて、「生誕祭、生誕祭!」と、心の中では万歳している様子と紙吹雪が舞っているイメージが見えていたりする。

それなのに!台風は!

被害が少ないことを祈るところではあるけれど、自分の誕生日が惜しい。正直なところ。(お肉食べたいぞー。)

無事に行ける、というか行くぞ!と思っているけれど、台風や悪天候で予定が台無しになるなどして悲しい思いをするシーンは、物語や映画でよく見かけるように思う。

例えば、「となりのトトロ」では、サツキとメイが父親をバス停に迎えにいったけれど、大雨でバスが遅れてなかなか父親が帰ってこなかったシーンがあった。不安で押しつぶされそうな気持ちになりながらも、メイのためにも頑張らねばと奮い立たせるサツキの様子が印象的だ。でも結果的に大雨のおかげで、二人はトトロに出会えた。その後の冒険も、雨による番狂わせがあったからこそだとも言える。

どうなるかはわからないけれど、私の誕生日もおもしろいほうだったりワクワクするほうに転がるのなら、台風でもなんでも甘んじて受け入れるのも悪くないかな。

いずれにしても、天気ってわからないものだ。
新海監督の「天気の子」では、異常気象で雨が降り続いている中、ヒロインの陽菜は天気を晴れにする「晴れの仕事」を始める。でも、陽菜の能力は自身の存在と引き換えという代償を払う必要があった。
これは物語の話だけれど、人間の力で自然をどうこうしようとするなんて、おこがましいということなんだなと思う。

天気の子でも、天候によって左右される様子が描かれていたけれど、天気は人の手には負えないものだし、私の誕生日というミクロサイズのものなんて、天気から見たら本当にどうでもいいもの。
と、わかりつつ願わずにはいられないのが人間の愚かしさというか可笑しさというか。
ここまであーだこーだと書いても、結論は「天気さん、どうにかしてください。」なのだから、救いようがない(笑)

「どんな天気になろうと、今この瞬間を楽しむことが大切だよね!」ということか。ちぇっと悪態をつきたい気分だけれど。

でも、今回の台風で大きな被害が出ませんように。そればかりは祈らずにはいられない。


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