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イギリスで敷金10万円が返金されなくなりそうだった話 #8-1

 先日海外旅行のハプニングについて、書かせていただいたら、思わぬ反響をいただきまして、嬉しかったです。
 英語好きの方、英語に興味をもっている方は、海外旅行にも興味があるのかなというのと、おそらく新しく旅行ジャンルから来てくださった方もいらっしゃるみたいです。ありがとうございます。

 さて、コメント欄でリクエストをいただきましたので、最初に取り上げるのは、#8の「イギリスで敷金10万円が返金されなくなりそうになる。私達に家を貸してくれていた人がトラブルメーカーだった話」からスタートしたいと思います。

 イギリス、サウサンプトンでのお話です。サウサンプトンには、タイタニックの出港した港があり、シーシティミュージアムがあります。訪れる価値がある博物館だと思います。

 さて、今回の滞在は約一か月間、私、夫、当時2歳の息子、私の弟の4人でした。(*夫は平日は毎日仕事のため、弟が観光も兼ねて、一緒についてきてくれました。)大家さんは20代の女性、シングルマザーになる予定の臨月の妊婦さんでした。ネットでアパートを貸してくれる人を探しました。今まで悪い人には当たったことがありませんが、大家さんがいなかったら大変なことになるよなぁと、毎回空港からの道中は少し心配しながら向かいます。

 アパートに到着した後、前金でデポジットを日本円で約10万円、家賃を約15万円お支払いしました。デポジットは、日本の敷金のようなもので、家具や家電の破損等の問題がなければ、返金していただけます。また、今回の家賃には、ガス、電気、水道代金、Wifiの代金、調味料や調理道具も使用可というもろもろの諸経費が含まれています。
 この方は契約書や領収書を準備されていなかったため、「手書きで良いから領収書を書いてください。」とお願いして、書いていただきました。その後、カギをいただき、連絡先を再度確認した上で、お別れしました。長時間のフライトで疲れていたので、その日はすぐに寝ました。

 楽しい生活が続いていたある日、急に知らない人がアパートを訪ねてきました。ドアを開ける前に「誰ですか?」と尋ねると不動産会社の方でした。ドアを開けて対応すると、「大家さんがローンを滞納していて督促状を出しているのに、全く連絡がとれず困っている。1か月後に彼女は実家に戻る予定だと聞いている。」とのことでした。その時初めて、お金に困っている人からアパートを借りてしまったことがわかり、急に胸騒ぎがしました。不動産会社の方から、「大家さんと連絡が取れたら教えてほしい、自分達も会って直接話がしたい。」と言われました。
 その後、大家さんに何度かメールをしましたが、一向に返事が来ないまま、2週間弱が経過しました。私達が彼女について知っている情報は、フルネーム、メールアドレス、現在住んでいるアパートの住所、電話番号のみで、あと2週間で帰国します。一瞬、私達が外国人で帰国日が決まっているから、計画的犯行かな?と思ってしまいました。このままではデポジットの10万円が返ってくることはなさそうですが、泣き寝入りできるような額ではありません。

 結果として、私達は何とか彼女とコンタクトを取り、無事10万円をかえしていただいたのですが、あなただったらこの状態からどう行動をおこしますか???海外旅行、海外滞在には、思いもよらぬハプニングがつきものですが、諦めずに柔軟に対応することが大切だということを学んだ経験の一つです。  

   to be continued…..

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