帰国子女の現役パイロット、寺ピーさんとお話してみた!【相互フォロワーさん限定のお話会】
今回は第一弾のお話会でお話をした、寺ピーさんとのレポート記事です。寺ピーさんはKERの帰国子女人狼の動画に出演された、現役パイロットのnoterさんです。実はお話したのは6月のこと、こちらのレポート記事を書くのが遅くなってしまいました。ごめんなさい。
最初に簡単に自己紹介をした後、英語翻訳や英語と日本語について、お話をしました。その後、寺ピーさんの娘さんの小学校における英語教育について、お話を少ししました。娘さんが小学生ながら、「他の人の英語の間違いを指摘しない」という選択をしているお話を伺い、日本の教育について改めて色々と思いを巡らせました。
娘さんはインターの幼稚園出身で現在は英語のアフタースクールにも通っているため、バイリンガルに育っていらっしゃるそうです。「英語と日本語が両方できる状態が自然」だと感じていらっしゃる、帰国子女寺ピーさんの感覚に驚き、素敵だなと感じました。
お話会では、寺ピーさんの「英語は数学と違って、答えが一つではないから」という言葉が心に残っています。言葉は変わっていきます。そして、唯一の正解が存在しない、流動的なところや、人によって捉え方や感じ方が異なるという揺らぎに私も魅力を感じています。寺ピーさんは帰国子女なので、寺ピーさんにとっての英語は、私の外国語としての英語とは性質が異なると思いますが、同じ価値観を共有できていて、とても嬉しく思いました。
私と寺ピーさんは、英語をツールとして使いながら、「たくさんの日本人に、英語に触れてほしい。英語を楽しいと感じてほしい。」という共通の願いがあるように感じます。
お話会で寺ピーさんと楽しくお話していくうちに、「言葉に責任をもつ」「日本語と英語をいったりきたりする過程が面白かった」「翻訳家の卵だからこそかけること、軌跡を記しておこうと思った」など、ほろほろと自分の内側から言語化された言葉がでてくるのを感じました。
寺ピーさんは、お話上手かつ聞き上手で、お話していて「心地いいなぁ」と、まるで温泉で身体が温まるような、ほんわか幸せな気持ちにさせていただきました。心から感謝しています。それだけでなく、お話をひろげてくださり、様々な切り口からご質問もいただき、本当に素敵なコミュニケーション能力をおもちで感動しました。チームを束ねるキャプテンとして、傾聴力だけでなく、いざという時の素晴らしい決断力もおもちなのだろうなぁと拝察します。
寺ピーさんは、帰国子女としてイギリス、アメリカの教育を受けていらっしゃいます。100%とは言い切れませんが、英語や外国語を話す方は、「他者の多様性を受け入れる素養がある可能性が高い」気がします。外国語を話すことで、必然的に多様な文化、考え、価値観に出会う可能性が高くなり、違いをそのまま理解して受け入れようとする姿勢が培われるのでないかと思うのです。(個人差があります。外国語を全く話さなくても、そういう方もいらっしゃいます。)
さて、寺ピーさんもnoterさんなので、たくさんの記事を執筆されています。お勧めはたくさんあるのですが、私が一番好きな記事はこちらです。機長としてフライトの注意点について執筆された記事です。
「やっぱりきちんと緊急時の対応について聞いておかないと、いざという時に行動できないよなぁ。」という納得感と、寺ピーさんのキャプテンとしての覚悟を感じられる記事です。(寺ピーキャプテンのフライト、いつか乗ってみたいです!)
私は乗客としてですが、国際線のフライトも何十回と経験しました。緊急時の説明は毎回同じ内容ですが、緊急事態の対応の説明はしっかり聞くし、緊急の際の行動のイメージトレーニングもしています。
私は、長時間のフライトでも、読書したり、映画を観たりすることはほとんどありません。大体考え事をしてメモをとるか、観光の計画を見直すくらいで、目を閉じてリラックスしている時間が長いです。寝てしまうこともあります。だからこそ、目が覚めている最初の時間は、しっかり集中して注意事項のビデオを観ます。
何かあった時に、自分や家族の命を守れるのは、自分です。寺ピーさんが記事に書いていらっしゃるように、皆さんもしっかり観ておいてください。
お話会はあまりにも楽しくて、1時間以上話し続けていたのですが、あっという間にお別れの時間になりました。寺ピーさんもお話会のレビュー記事で、「いつかコラボできたら楽しいだろうな」と書いてくださいました。いつか、寺ピーさんのお仕事が落ち着きましたら、是非、何かの形でコラボができたら嬉しいです。寺ピーさん、お忙しい中、お時間をつくっていただきまして、ありがとうございました!私の心の中の宝物の時間として、大切に心にしまっておきます!また機会をつくって、是非お話しましょう。楽しみにしています!