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いちじくのジャム作り。丁寧な暮らしなのか???

 先日とある人と話をしていて、炭酸を梅ジュースで割るとおいしいという話をしたら、「梅ジュース常備しているの?」と質問された。「子どもの頃から、腹痛の時や夏場は梅ジュース飲むんです。多めにつくって冷蔵庫に常備してます。」と話したら、「自分でつくるの?」と驚かれました。その流れで、秋には干し柿やいちじくジャムをつくるお話になり、「それって、丁寧な暮らしですよね?」と聞かれました。

 うーむ。と考えました。確かに、最近「丁寧な暮らし」という言葉を見かけるようになりました。でも、私としては「祖父母や母の時代の食生活を、真似している」だけなんです。イメージとしては、「丁寧な暮らし」というより、「昔の暮らし」という印象の方が強いです。
 確かに手づくりすると、手間がかかることもありますが、想像されている程面倒ではないと思います。それに、売っているものを買うより、新鮮でおいしいし、甘さも自分好みに調整できるし、私は気に入っています。

 いちじくジャムを例にとってみます。いちじくの皮をむいて、小さめに切ってお砂糖とレモン汁を入れます。20分くらい煮詰めたら完成です。簡単でとってもおいしくできます。いちじくは生でいただくのも好きですが、保存用にジャムをつくっておくと、ヨーグルトに入れたり、パンに塗ったりしても、おいしいです。
 息子はイチゴジャムが大好きなので、イチゴの季節にはイチゴジャムをつくります。でも、秋からはいちじくジャムの季節です。「いちじくジャムもおいしいね!」と言って、お気に入りのようです。

 以前住んでいた場所では、手仕事が当たり前で、同世代の人も色々つくっていました。「そろそろ梅の季節だね。」だとか、「〇〇とれたけれど、良かったらもらってくれない?」だとか、そういう会話がよくありました。こちらでも、こっそり「昔の暮らし」を継続しようと思って、朝ベランダに出ると、干し柿に蜂が止まっていました。「君も昔の暮らしが好きなんだよね」と心の中で、独り言を言いました。

 

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