02-03.老後資金、貯金だけで本当に大丈夫? 『不動産投資実践塾~富の成る木の育て方®️』
あなたは老後のマネープランを真剣に考えたことはありますか?
一昔前までの常識としては、一般的に考えられる老後資金は
“給与収入の貯蓄分と退職金、年金収入を足したもの”
だったと思います。しかし、公的年金の受給額は今後下がる可能性が大、ですよね。『老後2,000万円問題』のニュース、衝撃的だったと思います。年金をあてにしていて、実際に貯金や資産運用をあまりしてこなかった、という方は大変なショックだったことでしょう。正直、いきなり梯子を外されたようなものですよね。「これから先、どう行動すればいいんだ?」と不安でしょうがなかったのではないでしょうか?
≪老後に向けて仮に2,000万円というお金を用意するには?≫
一体どうしたら良いのでしょう? 貯金に励みますか? それとも年金以外の収入源を持ちますか?
一口に “年金以外の収入源” と言っても、起業の経験や投資の専門的な知識が無いとなかなか難しいですよね。老後の収入ですから、頭もしくは体を若い時と同じように使うことは出来ない可能性が高くなります。時間や労力を売って、若い頃と同等の賃金をもらって働くというのは厳しいでしょう。理想は、まるで年金のように何もしなくても毎月定額が銀行口座に振り込まれてくる仕組み、つまり不労所得を手に入れることです。
≪インフレという罠≫
では、コツコツと貯金に励むのはどうでしょうか? 注意すべきはインフレです。インフレ=インフレーションとは簡単に説明すると、モノの価格が上がり、お金の価値が下がる、ということです。
インフレとはどのような時に起こるのでしょう?
日本のお金である日本銀行券は、日銀が発行しています。日銀はコロナのような世界的危機、それによって引き起こされる大恐慌のリスクに対応するために、大量のお金を発行していきます。そのお金はコロナの影響によって潰れそうな企業や公共事業に行き渡り、企業の仕事を作ったり、景気を回すために使われていく、といった感じです。
企業を助けるためにお金を刷って、世の中に回していく。なぜなら企業の倒産というのは、さらなる関連企業の倒産を産み出すからです。その連鎖が、日本経済のみならず世界経済を混乱に陥れてしまう可能性があるのです。そうやって企業の倒産を抑えるためにお金をたくさん刷っていくのですね。
では、そのおかげで大恐慌が回避できたとしましょう。「恐慌を免れた! 良かった!」とそこで終わるわけではありません。一つ問題が残ってしまうのです。それは “世の中に大量のお金が出回ったままになっていること” です。
世の中に大量のお金が出回る=お金の希少価値は下がります。さらに、世界の工場はコロナの影響で生産が停止していたり、生産量の抑制がされていたりします。モノの生産量が少なくなることで、市場にあるモノの価値は追い打ちをかけるように上がっていきます。「今まで100円で買えたものが、200円出さないと買えなくなった」ということが起こり得ます。このような仕組みで、物価は上昇していくのです。
ちなみに、世界の経済規模は常に拡大しています。当然、世界全体でお金、つまりクレジットは大量に増え続けているのです。僕は、このようにお金が無限増殖してるような世の中で、なぜまだ「お金を持っていれば安心だ」というような神話が残っているのか、正直少し疑問に思う時があります。
≪インフレリスクを考えて老後資金を作らなければならない≫
さて、「老後資金のためにコツコツ貯金していたのに、インフレで現金の価値が下がってしまった!」。そういったことが起きると大変ですよね。さらに、これからも生活するためのコスト、つまりモノの値段は上がっていくことが考えられるわけです。せっかく貯めたお金の価値が目減りしてしまう、ということですね。
例を挙げて考えてみましょう。
60年前の自動車の価格、いくらだったか分かりますか? ネット上で見つけた情報ですが、1955年、昭和30年に登場した初代のクラウン、トヨペットクラウンは98万円で販売されていたそうです。「安い!」そう思いませんか? しかし、当時のお金の価値から考えてみると、とんでもなく高い車なのです。1955年当時の大卒初任給は1万2907円でした。これを現在の価値に換算してみると、1,500万円にもなるそうなのです。60年前の98万円は、今の価値に換算すると1,500万円になる。とんでもない物価上昇ですよね。
≪モノであれば物価上昇と共に価格が上がる≫
では、これからあなたの老後まであと何年ありますか? この期間中にいったい物価はどれくらい上がるでしょう? こう考えた時に「貯金さえしていれば安心だ」という考え方には危険な側面があるということに気付くのではないでしょうか?
不動産はモノです。特に、土地は経年劣化することがありません。さらに、そこにある土地、その立地の土地はひとつしかありません。動かすことが出来ないため、希少価値もとても高いのです。
つまり不動産投資はインフレに強いのです。今日はこれをしっかり覚えてください。
ちなみに、僕は「年金があてにならない」ということに気付いた時、行動を起こしました。『老後2,000万円問題』のニュースが出た時、既に不動産投資での不労所得がありましたので、落ち込むというより「備えていて良かったな」とホッとしました。老後が不安であるなら、今、出来ることから少しずつでも行動を起こしましょう。それがこのnoteをフォローして下さることでしたら嬉しいです!(笑)
まとめ
・若い頃と比べて気力や体力の落ちる老後に、自分で稼ぐのは一苦労です。不労所得が老後を支えてくれます。
・物価上昇のリスクによって、貯金しているお金の価値は目減りする危険があります。
・不動産はモノであるため、インフレに強い側面があります。
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