北九州スクールコンサート2021 前編

前回の小倉中央小学校でのコンサート動画もお楽しみいただきありがとうございました。
さて、今回は中学校です。
北九州スクールコンサート2021のコンサート動画をお届けします。
秋に予告編をお見せしてからお待たせしてしまいましたが、たっぷりじっくりお楽しみいただければ嬉しいです。

小学校と中学校では、選曲やMCでの言葉選び、伝え方、テーマも、その年齢に合わせて変えていきます。

小学校でのライブでは、とにかくまずは楽しいこと。
手拍子できたり一緒に盛り上がれる速いビートの曲を多めにしながら、全体のライブ時間なども配慮する必要があります。
小学校は6年間あるので、その成長段階も様々で、興味があることや、集中力の持続時間なども違いがあるからです。
そして、そこで伝えるメッセージも、まずは人生の土台や基盤になる部分を、感覚的に直感的に共感できる表現で伝えていきます。
これからの長い人生の中で、まずは人生が楽しみで、一人ひとりの心の中に内在する夢の種に水をあげ、長い時間をかけてそれが育っていくことを期待し、見護るようなコンサートです。
MCはなるべく短く端的に、歌で想いを伝えていきます。
そう考えると、音楽、歌の力とは凄いですね。
どんな年齢でも、すぐに溶け込み、伝えたいことをシンプルにダイレクトに受け取ってもらうことができます。

そして今回の中学校では。
自分も体験しましたが、まさに思春期。
楽しいだけではない、人生の悩みや将来といった深く大きなテーマと向き合っている生徒さんもいる年齢です。
人間は、自分が平気で幸せなときは、なかなか他者の痛みや悩みを慮ったり理解しようとすることが難しかったり、他者からの言葉に心を開いて真剣に受け止める機会がなかったりします。
なにか、人生の大きなテーマと向き合わざるを得なくなって初めて、本気でその答えや救いを求めるのではないでしょうか。

ある人は本を読み、ある人は映画を観て、またある人は旅に出て、その答えを探そうとするかもしれません。

そこで見つかるものは、結論から言うと、だれかの人生ではないでしょうか。
そしてその人生が、自分の人生のヒントになり、自分の心の中だけにある、魂に刻まれた答えを照らすきっかけになれるかもしれません。

ぼくがお届けするスクールコンサートは、ぼく自身も10代の頃に壁にぶつかったり、思い悩みながらも、光を探して未来へと歩んだ経験から生まれています。

その壁はなんだったのか、どんな意味があったのか、それによってどう変化できたのか。

誰もが平坦なだけの人生ではありません。
時には嵐や暗闇も経験します。

そのときに、自分一人だけの人生で向き合い、乗り越えることは、とても難しいことです。

孤独を感じたとき、ふと思い出して、小さくてもいい、暗闇を照らし、明日への希望の光となれるような歌と言葉を届けたいと思っています。
そこに夢は生まれるのだと思います。

一人ひとりの子供たちが、生まれ持った夢の種を咲かせ、生き甲斐と充実感わ感じる本当に幸せな人生を歩めること。
それはそのまま、世界の未来を救う新リーダーの誕生にも繋がると思います。
彼らの夢の開花なくして、世界が抱える課題を解決することはできないでしょう。一人ひとりも幸せに、そしてその人生が自分もみんなも救うことになる。そんな凄い可能性を持つ宝のような子供たちと、向き合わせてもらう意味を感じながら歌い、語りかけています。

その可能性を自ら捨てることがないように。
自らの命を傷つけ、人生を投げ捨てることがないように。
その最後の砦のひとつになるという意志も常にな持って、歌を生み、届けています。

歌は形がありません。
だからこそ、どんな時にも、癒しにも勇気にもなれる魔法のような力があります。

ぼくが音楽活動のなかで、自分ならではな武器、役目だと感じているスクールコンサートを、どうぞお楽しみください。
もちろん、この音楽メッセージは、10代へ限ったことではなく、人生に向き合うとき、きっとあなたの魔法になれるパワーがあると思います。
ぜひ受け取ってください。

よろしければサポートをお願いします! コロナによりライブ中心の音楽活動は難しくなりました。 しかし変革のチャンスにして、レコーディング、撮影、配信機材を整えています。いただいたサポートを更なる向上と持続に活かし、ますます有意義であなたにお楽しみいただけるnote発信を続けます。