雨の野外ライブ

こんな雨の中、だれもいないんじゃないかと思った
例えだれひとりいなくても、精一杯に歌おうと思ってステージに向かった

いざステージに上がると、
傘をさしながら、みんなが待っていてくれた

とても嬉しくて、一曲目からステージを降りてみんなのところへ行って歌った
ハイタッチをした
花束を渡してくれた人がいた
その花束を抱き抱えながら歌った

みんなが歌を聴きやすいように、ライブを楽しみやすいように
空が晴れることを願っていた

だけどみんなは、雨の中で咲いた花みたいに、
傘を揺らしながら聴いてくれた
綺麗だった

やがて雨の中で花火が上がった
ステージから見る景色は色とりどりで
みんなの笑顔が美しくて
胸が温かくなった

みんなの心を癒せるように
みんなに元気や笑顔を届けられるように
歌いに行ったぼくが
みんなの優しさや愛で
胸がいっぱいになった

ようし、またこの愛を大きくして
みんなと幸せな時間を過ごせるように
またステージに立つぞ

今度は晴れるかな

17年間でほとんどなかった雨の中の野外ライブ
これもきみとぼくの大切な思い出

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明日もあなたに良いことがありますように♪