![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33527669/rectangle_large_type_2_519f8aed9b1563ccd8ddc9b4014cfd59.png?width=1200)
あの日のかさぶた剥がしちゃった:(勝手に)かーちゃん夏休みの記録②
えー、長くなります。そして気持ち悪いです。
夫に黒歴史扱いされていたし、なんとなく恥ずかしくて大人になってからは周りにも言ってなかったけど。中3のときからイエローモンキーがだいすきで。というより吉井さんがだいすきだった、が正確なところか。
歌っているときの険しい顔、美しすぎる手、そしてなにより吉井さんが紡ぐ歌詞。吉井さんが俳優とかモデルだったら別にそんな好きじゃなかったと思う。
そういえば昔、母に「なんで洋楽は聞かないの?」とたずねられたことがあって、「歌詞の内容がわかんないから」と答えたのだけど、だから逆に「お母さんは洋楽ばっか聞いててすごいね」みたいなことを言ったら「え?歌詞とかぜんぜんわかってないよ。てか歌詞を聞くとか思いもしなかった」と言われて、えええー!てなったことがあった。あれはほんとにびっくりしたな。そしてまったく理解できなかった。いまはまあわからなくもない。でもやっぱりわたしがいちばん心掴まれるのは、やっぱり歌詞だな。イエローモンキーに限らず。
閑話休題。
すきなイエローモンキーの曲はもうたくさんありすぎてどれが1番とか言えないんだけど、絶対にはずせないのは、「NAI」。高校生のとき、この曲を歌う吉井さんの姿をみて、がっつーーーーーん!てすごい衝撃を受けた。97年 FIX THE SICKSツアー。WOWOWで生中継された横アリでのライブ。この曲がはじまった途端、目が離せなくなった。曲のラストで静寂を切り裂くシンバルがダメ押しで胸をえぐる。え、なにいまの…。みたいになって、とにかくこの曲ばかり巻き戻して観た記憶。
いま思えばかなり大人な歌だし、高校生のわたしに理解できるはずもなかったと思うんだけど、とにかくその衝撃は中3のときにアルバム「SICKS」を聞いたとき以来のガツンだった。曲の美しさ、なにもないあなたとなにもないわたし、鬼気迫る吉井さんの表情、どばどばに溢れ出る色気。なにもかもに圧倒された。
そんなに夢中になっていたのに、アルバム「8」のときからなんだか急に、あれ、なんかもう違う、わたしのすきなイエローモンキーじゃない、てなって解散も再集結もまったくの外野から眺めていた。ふーん。て。
「未来はみないで」でイエローモンキー熱が再燃して昔の曲をいろいろ聞き返してたら「NAI」をライブ映像で観たくなって。そしたら当時VHSで出てたライブ映像をDVDに焼き直したものに唯一収録されてた。夜中の勢いも手伝ってすぐにポチったのだけど、これが!なんと!高校生のときに観た、あの「NAI」だったーーー!うわーん!!
メイクも濃いし超ギラついてるころのイエローモンキーなのだけど、やっぱりいい!!そしてこのときの吉井さん、30歳…。うそでしょ。年下かよ!
で、これをみてやっぱりイエローモンキーはライブだな!動いてる吉井さんやばいな!とキュンキュン高まる気持ちにまかせてYouTubeで新旧のライブ映像を観まくっていたんだけど。
圧倒的に、いまがいちばんかっこいい。
あのころのギラギラのイエローモンキーもいいけど、力の抜けたいまがとにかくかっこいい。
最新作が最高傑作、と彼らは昔から新曲を出すたびに言っていたけれど、まさしく。メイクもほぼなし、肩の力も抜けて、歌も演奏も渋みを増していて。なんてかっこいい50代…!わーん!!昔の曲もいまの演奏のほうがめっちゃいい。
いまのイエローモンキーの「NAI」をみてみたい、というのが最近のもっぱらの願望。ライブ行きたいな。
そして吉井さんはイエローモンキーで歌っててこそだな、とも思った。若かりし頃は吉井さんばっか見てたけど、エマさんもヒーセもアニーもめちゃかっこいいやんか。この4人だから最強なんだなあ。いまごろわかりましたごめんなさい。
やばいやばいかっこいい!!!と身悶えることしかできないこのどうしようもない感じ。久しぶりにキュンキュンしちゃってちょっともうどうしましょ。韓流にハマるおばさまの気持ちがやっとちょっとわかったかも。てかわたしもおばさんか。おばさんだってキュンキュンしたい!グループ魂の言うとおり。
持っていき場のない思いは帰宅した夫(身長だけは吉井さんとおんなじ)にぶつけるほかなく、「申し訳ないけど、わたし吉井さんに逃げようって言われたら、ちょっと考えてやっぱりついていっちゃうと思う」ということは伝えておいた。夫にキュンキュンできればいいのにな〜。それとこれとはやっぱ別だわ〜。
イエローモンキーの話はこれくらいにして、③につづく。