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混ざり合う

 熱力学第二法則。
100℃のお湯と、0℃の水が壁で分かれている。壁がなくなると混ざり合って50℃になる。

1989年に壁が崩壊した。当時は、何かのお祭りかと思った。西と東、資本主義と社会主義の壁が崩壊した。

 鎖国していた日本は海に囲まれている。
国境という言葉が日本発祥なら、氵へんになっていたかもしれない。
さらに日本は海に囲まれているだけでなく、言葉という高くて厚い壁もあった。国境と言う意識は大陸よりも希薄だった。

中国は11カ国と国境を接している。大変だ。
それぞれの国で境目に対する感覚や意識は違う。

世の中の境界があいまいになって薄れていく。
多様化してからの、混ざり合うスピードがどんどん早くなる。
国境もまたぎやすくなった。

良いも、悪いも国境をこえていく。
言葉の壁は低くなる。情報や犯罪も行き交う。
混ざりやすい時代になった。

 今日から家はグリーンコーヒーとか言うやつになった。味は薄くなった。砂糖、クリームは入れない。うっすら黒糖っぽい味がした。

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