日本はデジタル後進国
映画の字幕翻訳サイトをみていたら
『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy)1969年公開のアメリカ映画
の字幕がありました
出演者
ジョン・ヴォイト(オデッサ・ファイル 1974)
ダスティン・ホフマン(卒業 1967)
素敵な映画です
ジョン・ヴォイト「アナコンダ」という映画では悪役で苦手でした
オデッサ・ファイルというのを最近見て 見直しました
端正な顔立ち
流ちょうなドイツ語
ちょっと感動しました
ネットでは映画の検索は常に原題(英語)です
日本語タイトルでは検索できません
邦画も 英語タイトルで検索します
洋画の日本語タイトルにはいつも戸惑います
素敵なタイトルもありますが
だいたいはまったく違う意味のタイトルをつけられます
日本人向けなので仕方ないのですが・・・
タイトルや字幕はその民族に合わせてローカライズされるので
意味合いや言い回しがまったく違う場合が多々あります
『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy)も
よくみれば
『真夜中のカウボーイ』
ですね
カウは牛です
カーは車ですね
日本人は戦後 日本語廃止のためローマ字を覚えさせられました
日本人の識字率が高いことを知り その政策は廃止されたのですが
その関係から小学校教育に数時間ローマ字(訓令式)が残っています
日常でローマ字を使うとしたら(ヘボン式)なので意味ない
表記法の一つとして中学の最後で少し触れればいいのです
英語教育(アルファベット)の前にローマ字を教えるため
日本人は英語等の外国語が苦手です
英語の単語の読みとローマ字読みではまったく違うから
ところが、英語でも日本人はローマ字読みしようとします
聞く、話す場合 頭の中はその言語に切り替える必要があるのに
ローマ字英語=日本語 に翻訳して理解しようとする
パソコンのタイピングをローマ字で行うのもIT化の妨げです
頭の中で かな=ローマ字変換 という無駄な作業をしている
そのためシングルタスクしかできない
かな入力であれば 耳・目=手でタイピング 頭の中はフリー状態なので
マルチタスクが可能です
※2022年に63カ国・地域のうち29位という最下位にランクイン
デジタル後進国と呼ばれています
通訳という特殊技能
通訳は頭の中に同時に2種類の言語を置くことができるようです
各種言語を使える人でも通常は一つの言語しか使えません
私でも日本語を使っているときは 日本語で考え日本語で話します
英語の場合・・・頭の中はアメリカンランゲージが占めています
ドイツ語の場合・・・もちろんホーホ・ドイッチュ・・・
スペイン語の場合・・・エスパニョール・・・
頭の中の言語を切り替えないと瞬間的には無理です
通訳、とくに同時通訳なんて超能力です
時間をかけられて 趣味としてできる映画の翻訳が
一番楽しそうですね