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「即痩せ」の落とし穴。1週間で落ちた2kgは脂肪ではなく「意外なもの」
どうもです💡
ダイエットで失敗を繰り返している方々が注目しやすいのが「即痩せ」かと思います。
1ヵ月にたったの1キロ?
1ヵ月にたったの0.5キロ?
これに対して、皆さんはどんな印象お持ちでしょうか??
ダイエット業界はおよそではありますが
日本において約2兆円規模と言われています。
タイトルも書いたように
何年も時間をかけて、蓄えた脂肪が1週間で落ちる事は生理学から考えてほぼ不可能であり、
結論は、水分と胃や腸の内容物であります。
腸内細菌だけでも1.5キロあり
消化中の胃や小腸、大腸のものまで合わせれば5キロほどもあると言われています。
さて、話は変わり、ダイエット市場を少し客観的に見てみると、下記のようになっております。
フィットネス市場:約4,200億円
健康管理市場:約1,700億円
ダイエットサプリメント市場:約6,200億円
医療市場(保険適用外の健康診断、人間ドック、美容外科、痩身エステ等):約1兆円(ていうかここのマーケットデカイw)
これってとどのつまり
これだけダイエットでうまくいっていなかったり、リバウンドを繰り返している方や自分に合っていなかったり、効果のないサプリメントなどでリバウンドを繰り返している方が多いからこそ、
より「痩せたい」需要は増えるのでダイエットのマーケットはむしろ成長曲線となります。
ここは冷静に考えてみましょう。
もし仮に長期的にでもダイエットが成功する方が半数を占めていたら、
マーケットは、右肩上がりとはならず、業界としてそこまで儲かっていないかと思います。
だからこそ、
お店としても、僕自身個人としても
ダイエット自体は卒業してほしいと思っていますし
自立して身体づくりができることが、
本質であり、ダイエットやそこに取り組んでいる方の本当の幸せかなと思っています。
お店のスタンスとしても、クライアントさんとのやりとりの中でのビフォーアフターは使ったりしますが、基本的にお店の広告宣伝としてビフォーアフターは使わないようにしています。
使ったとしても、最低でも2年から3年取り組んだ方のビフォーアフターしか使用しないというのが、こだわりであったり、譲りたくない部分であります。
そもそも、1〜2週間でついた脂肪ではないのに、
20代からの運動不足であったりあったり、
むしろ、何年成長していった体脂肪であるにもかかわらず、
広告やネットのマーケティングなどを見て
わずか数週間で、躍起になるのか?
あの焦りは、一体何なのか?
皆さんは冷静に考えたことありますか??
ヒントは短期間ですよね。
人の身体は、ドーパミンといって
脳内で合成される神経伝達物質の一種で、
快感
多幸感
意欲
運動調節などに関わる機能を担っていますが、
まさに、短期的な数字の変動、
毎朝の体重計の増減で、一喜一憂したり
周りの誰かから承認欲求で「痩せた?」と言われるのもまさにまさに脳の報酬系に働く、快楽物質のドーパミンによる、幸福を感じたいからにあります。
これを「いやいやダイエットはモチベーションが全てでしょ。」なんて言われますが、
確かに、その考えもあると思いますが、
僕が大切にしていたり、お店で重視してるコンセプトとはやはりかけ離れてしまうので、
瞬間的に、即痩せで効果を求めるような感覚を得るようなダイエットであれば、おそらく僕が経営するスタジオではコンセプトも方向性も合わないかと思います。
だってそう感じませんか??
世の中のサービスを見渡しても、
「これだけやっておけば、すぐに確実に筋肉がつく方法」
「誰でもすぐにしゃべれる英会話のコツ」
「あなたでもなれる、簡単にお金持ちになれる方法」とか。
でも、実際は、先ほど話したドーパミン的な依存的な瞬時にコンプレックスなどを解決させるようなサービスや仕組みが巧妙に作られているので、
結局は失敗を繰り返してる方の方が多いのが現状かと思います。
短期間で大きく変革をしたとしても
瞬間、風速的な幸福だと
必ずまた元に戻ってしまうパターンの方が多いと思うので、
むしろ、セロトニンやオキシトシンといった同じ神経伝達物質でも、
メンタルや肉体の安定や健康に関係する部分の神経伝達物質から考える方が
それこそより健康的で健全だと思いますので、
どうか、冷静になって、何年もかけて蓄えたその体脂肪を、なぜ短期間で落としたいのか?
短期間で落とそうとしてるのかを
質問として投げかけてみることは、
結構大切だと思います。