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「why」を考える教育
どうも、高尾トンビです!
プロフィールやその他の記事で触れていますが、僕はボードゲームやカードゲームなどのいわゆる「アナログゲーム」を使って「考える力」や「コミュニケーション力」を伸ばすワークショップを実施しています。
「なぜ、アナログゲームなどを使ってワークショップをしているのか?」ということを以前、記事に書きました。
もっとも、こちらはワークショップの「運営面」から見た理由になります。
「内容面」から見て、「なぜ、アナログゲームなどを使ってワークショップをしているのか?」というと、それは「考える」ということに集中しやすいからです。
考えることに集中するとは?
「考える」ということに集中しやすいので、アナログゲームを使ってワークショップをやっています。
どうしても、ワークショップやセミナーなどでは「知識や情報を得ること」に受講者の意識が向きがちです。
自分が知らないことをインプットすることに気を取られてしまう人が多いのです。
以前、別の記事でも書きましたが「知っている」か「知らない」かだけにとらわれてしまうと、得た知識や情報を活用する意識が低くなります。
逆に、「なぜ、その知識や情報を知る必要があるのか?」といったことを意識しながらインプットすると、知識や情報を活用しやすくなります。
特に、うまくいかなかった時などに「実は、ある知識や情報を知っていると、うまくいった可能性がある」という経験をすると、次回からその知識や情報を活用しようという意識が強くなります。
例えば、ゲームで負けた時に「こんな知識や情報を知っていると、勝てた可能性がある」という経験をすると、単純に知識や情報に触れるよりも「どのような知識や情報が必要」で、「どのように活用すれば良いのか?」について自分の頭で考えるようになります。
したがって、アナログゲームを使ってワークショップをすると、普通のワークショップやセミナーなどで知識や情報をインプットするよりも、より多く考えるようになります。
それが「考えることに集中できる」ということです。
WhatやHowを扱うものが多い
セミナーの多くは講師が一方的に話す形式です。
そこで扱われるのは、「What」や「How」です。
つまり、「これは何である」といった知識や情報の紹介や、「どのように使うのか?」といった使用法の紹介です。
それはそれで有用ですが、「知識や情報は活用しなければ意味がありません。」
知識や情報をうまく活用するには、インプットの段階で「使う場面を意識すること」つまり、アウトプットを意識することが重要です。
そのためには、「Why」を扱う必要があります。
Whyを扱うものは過小評価されやすい
しかし、「Whyを扱う」コンテンツは有益性が低いという判断を受けやすいです。
その理由は、次の3つです。
1.「知識や情報を得ること」に受講者の意識が向きがち
2.自分の頭で考えるのは面倒くさいと思う人が多い
3.「考える力」はすぐには身につかない
以上のような理由でWhyを扱うコンテンツは評価されにくいです。
したがって、Whyを扱うコンテンツを提供するのは講師としても勇気がいります。
受講者が集まらない可能性があるからです。
しかし、Whyを扱うコンテンツは「考える力を育むため」とても重要です。
考える力が弱いとせっかく得た知識や情報を活用することができないからです。
「コミュニティ」が最適なのでは?
僕は、Whyを扱う教育コンテンツは「コミュニティ」の中で提供するのが良いのではないかと思います。
コミュニティの中での「コミュニケーション」を通じて、「なぜ?」を問う機会を増やすことができれば、自ずと考える力がつきます。
なにより、Whyを問い続けるコミュニティは健全に成長する可能性が高いと思います。
なぜなら、健全なコミュニティというものは「状況に合わせて変化し続ける必要があるから」です。
メンバーの入れ替わりや増減、コミュニティの目的や性質、とりまく環境が変化しているのに、そこにいるメンバーが全く成長しなければ、そのコミュニティはいずれ風化するか崩壊してしまいます。
メンバーが成長するために、考える力を鍛える必要があります。
SNSの台頭により、いろいろな形のコミュニティを作りやすくなっている今だからこそ、コミュニティを活用して「考える力」を培うと良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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