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ITストラテジスト受験記録2(2つの試練編)

💮合格まであと210日💮

令和3年度にITストラテジスト試験(以下、「ST試験」)を受験し奇跡?の一発合格を勝ち取るまでの苦難の道のりと生々しい記録の第1回目、読んで頂けましたか?第2回目の今回は、決意から2週間足らずで訪れた「第1の試練」と、COVID-19に翻弄された「第2の試練」について書いてみました。


1.第1の試練 ~父の死 (2020年9月)

受験を決めた8月、90歳になる私の父親は大学病院に入院していた。数年前から癌を患っており、6月に9時間にもわたる大手術を経て入院治療をしていた。8月のお盆の頃からだろうか、そんな父親の状態が良くないことを知らされており、数回程病院に泊まって看病したこともあった。そんな中、9月1日の午後についに父親が他界したのだった。私の年頃になると両親の病気や介護、他界などの話は当たり前のように耳にするのだが、いざその当事者になると、父親と別れることの悲しみよりも、そのあと怒涛のごとく押し寄せる「色々なこと」への対応の大変さの方が心に残るのであった。

  • 葬儀の手配から準備、案内(コロナ禍だったが葬儀自体を決行)

  • 役所などの各種手続き(これは兄弟で分担)

  • 香典などの返礼対応

  • 税理士先生とのやり取り

  • お墓問題

  • 遺品整理、身の回りの片づけ

とは言っても、運よく実家で母親と暮らしていたとか、兄弟が名古屋近郊にいて色々手伝ってくれたので、まだ良かった方かな。


2.第2の試練 ~試験の延期 (2020年10月)

ITストラテジスト試験受験についてもうひとつ気がかりな事があった。それは「試験日程が発表されていなかった事」である。時はコロナ禍の真っ只中。IPAも2020年秋の試験中止を発表して以来、ITストラテジスト試験がいつ開催されるのかを発表できていなかった。実は受験者にとってこれが一番精神的に堪えた。目標がないと頑張れないのである

2020年のIPAのサイト。ITストラテジスト試験は実施されず。


3.早くも中断に追い込まれる

そんな感じで、半月前にスタートしたITストラテジスト試験対策の計画はあっけなく白紙に戻され、約3か月の中断期間に追い込まれたのであった。平日は会社行って、土日は「色々なこと」の対応だったので試験勉強する時間がなかった。しかしそれ以上に勉強する「気持ち」になれなかったのが大きかったのだ。
今になって言えることだが、ダメな時なダメ。諦めて何もしないのが一番だという事。中途半端にやって「やったつもり」になるのが一番危険だ。やれないときややれる気持ちになれないときは思い切って他のことをやろう!休もう!


4.気を取り直して再開! (2020年12月)

父親の死に関する「色々なこと対応」が落ち着いたのが12月。この頃から本格的に試験の準備を再開させる動きをしていた。計画を立て直し、中断していた過去問トレーニングを再開。そして毎日のようにIPAからのお知らせをチェックしていた。というのも「ITストラテジスト試験は春開催に移行」という噂があり、その真実を確かめたかったのだ。春開催となるとターゲットは4月なので時間としては十分ある。

モチベーションも徐々に上がってきた。そんな2020年の年末であった。
(…第3回へ続く)



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