民主主義を破壊する反共カルトと戦犯①-14🇯🇵日本会議👿[時系列で見る反共組織網作り②]
現在行われている「兵庫県の知事選挙」では、無責任強欲モンスターが急増し、
ネットで「パワハラはなかった」などの言説が急速に溢れ返り、
他党の党首が「前知事のパワハラはなかった」などのデマをリアルで流し、
統一協会🏺などのカルトも参戦して「カラスは白い」と喚き散らして
「カラスを白くしようとすり替える運動」が行われています。
国民の知らない間に何が起きて、なぜ民意が反映されなくなったのか?
世の中がおかしくなったのか?青木理氏の「日本会議の正体⛩」の本📕を
通してその「元凶👿」を見ていきます。
完成された「日本会議⛩の中央からと地方からの必勝パターン」を使って、
「国旗国歌法の制定」「靖国参拝」「教育基本法の改悪」
「安倍政権での各種法案の強行採決」など成し遂げていく様子を
時系列でざっくりと見ていきます。
時系列で見る反共組織網作り②
●時系列で見る反共組織網作り09-1「依存のため"伝統的家族観"に拘泥」
<家制度というものがかっきりとあればあるほど、
いろんなところで各人の不満というものは当然出てきますよね。
ただ問題は、不満があったら即「ああ、不満ですか、解消しましょう」と、
そういう仕方で向かうのがいいのか、
不満は不満でもそれはある程度仕方のない不満だという格好で、
各人が我慢しなくちゃならないのか、ということです。
あんまりひどい不満だったらこれはなんとかいたしましょう、
でもたいしたことない不満だったら我慢して下さい、
というバランスのとれた議論というものが、
殊に家族の問題に関しては非常に少なくなってしまっていますね>
<今のフェミニストたちの主張の通りに、この不満も解消する、
あの不満も解消するといって次々解消していくと、どういうことになるかというと、
益々女性の我慢の能力というものが低下していって、
今の女性が軽々こなしているような生活も、
これから二、三十年先の女性になると、もう耐え難くなるかもしれませんね。
そうするともうきりがないといことになる>(1996年3月号より)
要するに「わがままばかり言わずに我慢しろ」ということか?
●時系列で見る反共組織網作り09-2「教祖の"伝統的家族観"の珍説🧠」
<旧ソ連が何故家族制度の廃止に取り組んだのか(略)、
それはソ連政府が家族を革命遂行の最大の敵の一つと見なしたからである(略)。
この旧ソ連の悲劇を踏まえて、旧社会党を中心とする夫婦別姓制の導入を目指している
勢力の主張を見ると、看過することのできない三つのポイントが浮かび上がってくる。
第一点は、旧ソ連の悲劇を再現する道であるということ(略)。
第二点は、実質的に不倫の勧めとなるということ(略)。
第三点は、家族関係破壊を目指す戦略の第一歩であるということである。
日本の夫婦別姓論者は、「別姓制度の導入は別姓の強制ではなく同姓か
別姓かの選択の幅を広げるためであるから問題はない。」と、
あたかも別姓制導入に他意はなく実害がないことを強調して世論の支持を獲得しようとし、
また国会での論議もそうした夫婦別姓論者のソフトムードに流されているように思われる。
しかし果たして本当にそう簡単にこの問題をとらえていいのか。(略)
夫婦別姓論者の本音は、夫婦の性に関する選択の幅を広げようといったレベルにあるのではなく、
家族のきずなを断ち切る周到な戦略の第一歩として見なしているのである。
旧社会党を中心とする夫婦別姓制導入勢力は、日本の家族関係の大変革を実行に移そうとしている。
しかしその主張の陥穽を見抜き、旧ソ連の悲劇を日本に再現させないことこそ、
歴史の教訓に学ぶ保守政治家の使命と言うべきではなかろうか>(前同)
●時系列で見る反共組織網作り10「日本会議の設立」
①憲法調査委員会の早期設置と憲法臨調の設置
②世界各国と同等の「防衛省」の設置
③北朝鮮による日本人拉致疑惑の解明と救済
④反日的・自虐的教科書の是正推進
⑤夫婦別姓制度の導入反対
⑥国籍条項の堅持再確認
・主権回復の原点は憲法改正————平沼越夫(日本会議国会議員懇談会幹事長)
・夫婦別姓に反対し、家族の絆を守るために————高市早苗(衆院議員)
・近隣諸国条項、河野談話の撤廃を————中川昭一(日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会代表)
・憲法は国家哲学の表明————長谷川三千子(埼玉大教授)
・中・韓両国の検定下にあるわが国の教科書————藤岡信勝(東大教授)
・国防省設置のできない内閣は総辞職せよ————西村真悟(衆院議員)
・拉致された国民を救えない国家とは何か————西岡力(『現代コリア』編集長)
●時系列で見る反共組織網作り11「国旗国歌法の制定」
<国旗「日の丸」、国歌「君が代」は、国民の圧倒的な支持を得て定着し、
国際社会においても広く認知されて、すでに慣習法として確立しています。
にもかかわらず、教育現場においては、一部反対勢力の妨害により、
その扱いをめぐり未だ大きな混乱が生じており、日本の将来に大きな禍根を残すことは必至です>
<政府におかれては、次代を担う青少年が国旗・国歌への敬愛の精神を養うために、
国旗・国歌の法制化を早期に実現されるよう要望いたします>
また、国旗国歌法が参院本会議で可決、成立した際も衆院第二議員会館では
日本会議が主催する緊急集会が開かれていて、『祖国と青年』(1999年9月号)
はこの時の様子を興奮気味にこう伝えている。
<参議院本会議で国旗国歌法が可決された瞬間、モニターの画面を見つめていた約200名から
大きな拍手がわきあがった。立ち上がって万歳三唱、喜びが漲る・・・・・・>
●時系列で見る反共組織網作り12「ワザと挑発して”首相の靖国参拝”」
●時系列で見る反共組織網作り13「ワザと挑発して”靖国神社へ20万人参拝”」
●時系列で見る反共組織網作り14「カルトの教育への侵入と愛国詐欺」
「憲法と同じくGHQに押しつけられたものだ」
「愛国心がうたわれていないことが国への誇りを失わせた」
「公共に対する奉仕の精神が失われた」
「宗教的情操の涵養がうたわれていない」
「戦後教育の荒廃は憲法と教育基本法に由来する」————。
挙げていけばきりがないほど、教育基本法への憤悪と憎悪は渦を巻いていた。
<五月下旬より、教育荒廃を根本から救うために、教育基本法の早期改正を求めて、
全国キャラバン隊(日本会議主催)が初夏の日本列島を東西に分かれて駆けめぐっている
(四隊に分かれて活動期間は異なるが、七月中旬まで)。
日本会議の事務局の青年が主体となって、明治神宮、神社本庁、モラロジー研究所、
日本青年協議会、全日本学生文化会議所属の吉年たちが参加(予定含む)。
私も西日本隊隊長として中国・近畿ブロックを担当した。
教育基本法改正を求める地方議会決議運動については、
昨年から取り組みが開始されたが、当初は議員の関心はまだ薄く
全国的なひろがりまでは出来ていなかった。
そこに本年一月、自民党大会における運動方針で
「教育基本法を改正し、教育改革を推進する事が決定し、
二月には超党派の改正促進議連が発足した。
そうした中央政界の動きを受けて、三月の地方議会では入県で決議があがり、
ようやく教育基本法改正の機運が高まってきた。
私共日本青年協議会も本年度の「運動方針」の第一項に
「教育基本法改正を求める地方議会決議運動の推進」を掲げて、
「六月議会までに全国過半数の県議会決議を!」を合い言葉に、
全国で草の根運動を展開した。
そうした動きの中で、各地の取り組みを更に盛り上げるべく、参院選を前に、
日本会議では全国キャラバンを企画し、教育基本法の早期改正を求める決議をあげるべく
地方議員への働きかけを中心とした活動を展開する事となった。
目標は
①1000地方議会決議の推進。
②国会請願500万国民署名の推進など。
折しもキャラバン出発直前の五月十八日、安倍晋三自民党幹事長より全国の同県連に
「教育基本法の早期改正を求める意見書」採択を促す「幹事長通達」が発せられ、
各県でも「意見書」採択に向けて、党内の勉強会開催など具体的に動き出しつつあった。
地方議員が百名以上参集した広島県を始め、石川、大阪、滋賀、和歌山、香川、
宮崎の各県ではキャラバン来訪にあわせて教育基本法改正をテーマとした研修会が開催され、
多くの議員が参加し、熱心な議論が展開された。
まだ具体的な取り組みがなかった島根県などは、キャラバン隊が陳情に訪ねると
「わざわざ東京から陳情に来て戴きありがとうございます。
こんな大事な問題ならもっと多くの議員を集めるべきだった」
と教基法改正の重要性を認識された議員が即座に対応され、
6月議会での採択となった〉(2004年7月号より)
「与党の自民党、公明党の間で未だ一致を見ていたいのが、
「国を愛する心」か「国を大切にする心」かの一点です。
しかし、『国を愛する心を涵養する教育』という点は、自民党として譲れない一線と考えております。
『愛する』と『大切にする』では、その意味するところが全く異なる。
『鉛筆や消しゴムを大切にしましょう』とは言いますが、
『鉛筆や消しゴムを愛せよ』とは言わない。
国家は鉛筆や消しゴムと同等なのか。
やはり、国家は『愛する』でなくてはならない」(『祖国と青年』2005年1月号より)
●時系列で見る反共組織網作り15「洗脳🧠教育基本法改正は憲法改正の前哨戦」
「憲法改正のためには、それに先立ってどうしても早急にしなければならないことがある。
それは、申すまでもなく教育基本法の改正であります。
伝統・文化の尊重、愛国心の涵養、道徳性の育成などを織り込んだ基本法とし、
その下でのまともな教育により、
『日本の誇り』を持った国民を増やさなければ、我が国の歴史、
文化、伝統に基礎をおく憲法改正は到底できない。
その意味で、教育基本法改正にそ憲法改正の前哨戦であり、
早急にこれを勝ち取らなければなりません」(『祖国と青年』2005年6月号より、傍点筆者)
後述するが、「憲法改正の前哨戦」としての教育基本法改正は、日本会議の”ヒーロー的存在”
となった安倍晋三政権下で見事に成し遂げられることになる。
●時系列で見る反共組織網作り16「安倍政権で”阻止・反対の運動”から洗脳🧠支配への転換」
<安倍政権、戦後レジームとの戦い>といった安倍政権を称揚する大特集が
立て続けに掲載され、日本会議事務総長の糀島は2007年6月3日、
日本会議福岡の総会での講演で、安倍政権の方向性と日本会議の運動の同質性、連関性を次のように語っている。
<安倍政権発足後の変化として私が一番感じておりますのは、
日本会議が「阻止の運動」「反対の運動」をする段階から、
価値・方向性を提案する段階へと変化してきたということです。(略)
夫婦別姓の問題、外国人参政権の問題、国立追悼施設の問題、皇室典範に関する有識者会議の提案、
いずれも日本会議は「反対」「阻止」の運動を進め、エネルギーの大半を費やして参りました。
しかしどうでしょう。
この一年間、教育基本法改正の運動、憲法改正の国民投票法成立の運動と
日本の根幹をなす大事な問題に建設的エネルギーを注ぐことができました。
(略)安倍政権になり国家の基本問題に関するマイナス事項が
抑止されている時代になったということを、政権がもたらした大きな作用として
認識しなければならないと思います>(2007年7月号より、傍点引用者)
●時系列で見る反共組織網作り17「カルトの洗脳🧠支配へ推移まとめ」
なによりもまずは
①天皇、皇室、天皇制の護持とその崇敬、続いては
②現行憲法とそれに象徴される戦後体制の打破、そして、これに付随するものとして
③「愛国的」な教育の推進、
④「伝統的」な家族観の固守、
⑤「自虐的」な歴史観の否定。
ここから派生した別のテーマに取り組むことはあっても、
やはり核心的な運動対象は以上の5点に集約されるといってもいいだろう。
●[番外編]2023年広島市の平和教育副教材から漫画「はだしのゲン」が削除された問題
2023年、広島市の平和教育副教材から漫画「はだしのゲン」が削除され波紋が広がりました。原爆が投下された広島で、戦中戦後の苦難な時代を生き抜こうとする少年を描いた同作は、累計発行部数1,000万以上。世界各国で読み継がれてきました。そんな「はだしのゲン」が、なぜ削除されたのか?
背景には、NHKでは「保守系の団体」と誤魔化してたり、教育委員会などが嘘を
ついていますが、「保守系の団体=日本会議⛩」だと言うことが知られています。
因みにこちらの記事では割と明示してあります。
因みに、広島市の松井一実市長は「日本会議⛩」の疑いあり。
因みに、平和教育の資料から「はだしのゲン」を削除した広島市では、
広島市の職員研修で松井一実市長が「教育勅語」の一部を職員研修資料に使用していることが明らかになって話題になりました。
さらに、2024年8月6日の平和式典に、ガザ🇵🇸で大量虐殺をしてて、
戦争犯罪国家だと認識されているイスラエル🇮🇱を式典に招待して話題にもなりました。後日、長崎市長が長崎の平和式典にイスラエル🇮🇱を招待しなかったことで
ますます市長の正体が浮き彫りになりました。
さらに、2024年のノーベル平和賞受賞が決まった広島の「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」だが、2017年に核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受賞した際は、松井氏と田上富久長崎市長(当時)がともに授賞式に参加していたが、
今年は招待されていないことが明らかになっている。
[参考資料]日本会議広島⛩のポスター一覧(順不同)
日本会議広島⛩のポスター
民主主義を破壊する反共カルトと戦犯シリーズまとめ(INDEX用)
伊丹万作「騙されることの責任」
もちろん、「騙す方が100%悪い」のは紛れもない事実である。
その上で更に「騙されることの責任」を考えよう。
もう一つ別の見方から考えると、いくら騙す者がいても誰1人騙される者がなかったとしたら今度のような戦争は成り立たなかったに違いないのである。
つまり、騙す者だけでは戦争は起らない。騙す者と騙される者とがそろわなければ戦争は起らない。一度騙されたら、二度と騙されまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。騙されたとさえいえば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘違いしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
伊丹万作「戦争責任者の問題」より