スイカの定植から1ヶ月間の様子
しばらくぶりの投稿ですが、スイカの定植も全て終わり、これからをつる引きを毎日のように行う日々となります。
2月24日に最初の定植を行い、3月11日まで間隔を空けながら合計2200玉分のスイカ苗を植え付けました。植え付けたハウスは合計530mで、このうち、130mを今年の研修の担当ハウスとして僕が管理しています。
それから、温度管理の日々です。
この時期は晴れたり曇ったりコロコロと天気が変わるので、
ハウス内のトンネルの開け閉めや
ハウスサイドの巻き上げの開閉で温度を調整します。
定植直後は35℃〜40℃でかなり保温気味で管理します。定植後、地温を高めて根張りを良くし、しっかりと良い芽を吹かせるよう、高温で管理します。
大分育ってくると30℃〜35℃くらいで管理します。紙のキャップを外し、直射日光にしっかり当ててやるため、高温過ぎると今度は葉焼けや葉が軟弱に育つため、定植直後よりやや温度を低めに管理します。
この温度管理が肝ですが、温度計をつける高さや、温度計の種類の違いで表示される温度も変わってしまいます。なので、暑いか適温かを感じる体感温度の感度を高める必要も感じた今シーズンでした。
同じ定植日でも、師匠のハウスと自分の管理ハウスでは何故だか生育差が出ていて、現在、師匠のハウスに比べ2、3日遅れて作業を行っています。おそらく、温度管理がやや低温で経過したこと、師匠ハウスと比べ土壌水分が少なく、初期生育が遅れたことが原因ではないかと思います。
最近の作業は、4本整枝です。
100mのハウスを1日で仕上げます。
なるべく一つの作業は1ハウス1日で仕上げたいので、作業精度とともに作業速度を高めるため、1株あたり何分かかっているかも意識しつつ、作業を行います。
3月18日の朝9時よりとりかかりました。
合計230株あるので、7時間としても1株あたり2分しかかけられません。
左のように散らかったつるから4本必要なつるを選び、不要なつるを切り、株元の要らない芽を落として、ハウス奥に揃える作業を行います。詳細は去年のノートを参照ください。
まずは午前中にハウス奥まで進めることを目標に、一株ずつ整枝していきます。
なんとか午前中に片側がすみ、午後から反対側を進めていきます。同じ作業の連続ですが、株ごとに状態は違い、選ぶべきつるも変わってくるので毎回考えながら作業していきます。
16時には全て終わらせられました。休憩時間をのぞき大体一株1分半くらいなので、まあまあのペースで出来たかと思います。
このあとは24日ころからつる引きを行います。つる引きは3回行いますが、段々と脇芽の量も増え、つるが煩雑になるため、最後のつる引きは一株5分ほどかかります。そのため、1日あたりのペースはハウス約50m分となり進捗は遅くなります。段々と忙しくなるので、計画どおりの量のつる引きを常に行い続ける事が、ハウス全体の生育を揃えて、管理を楽にするので、計画的につる引きを行っていきたいと思います。
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