旅ランぼちぼち京都 疏水沿いを行く2
琵琶湖疏水分線を北大路橋から蹴上まで走ってみます。
2022年5月14日(土)
琵琶湖疏水分線は第1疏水と同時期、明治20(1887)年9月着工 明治23(1890)年3月に完成しています。
当初は主に農業用水として利用されてきたようですが、今では周辺はすっかり宅地化され、沿線が整備されて市民の憩いの場となっていたり、哲学の道や南禅寺水路閣のように観光地として有名になっていたりとその目的は大きく様変わりしています。
今回走ってみてわかったこと。
標高差が少なく走るのが楽
疏水はわざわざ標高が上下するような場所を通過しません。できるだけ平坦なコースを縫うように進んでいます。そりゃそうだ。きれいに整備されていて走るのが楽
疏水沿いの大部分は、散策コースとしてきれいに整備されています。その割に人が少なく気持ちのいいジョギングコースになっています。一部急に川底が白くなる箇所があっておっ!となる。
白川の語源とされている川底の白い花崗岩が疏水にもみられました。川同士の交差点が以外に多くてふむふむとなる。
前回山科区の安朱川との立体交差を見ましたが分線にも多くの交差点が見られました。
では出発!
① 川の交差点1(鴨川)
北大路橋から鴨川西岸を南に20m、西向きに紫明通を撮影しました。
中央分離帯の下には、鴨川サイフォンへ向かう地下配管があるはずです。
鴨川の下を疏水が通る立体交差です。(逆サイフォン)
実際にこの地下配管を水が通ったのは、2009年3月29日堀川水辺環境整備事業で紫明通中央分離帯に親水公園が完成したとき。意外と最近です。
② かもがわ葵の小道
北大路通りを北東方向へ斜めに進むと中央分離帯が整備されています。
ここから少し進むと、暗渠が終わります。
③ 川の交差点2(泉川)
水量の低いときには泉川の水流が疏水側に流れ込む構造です。
④ 川の交差点3(高野川)
⑤ 加茂波爾神社
これです。川底が突然白くなっています。
よくよくみると白い砂によるものであるのがわかる。
これで思い出すのが近くを流れる白川。比叡山から流れ込む花崗岩の影響で川底が白い砂で覆われ、それが名前の由来だったそうな。
どこから流れ込んでいるのか、今後調べてみたいなあと。
⑥ 叡山電鉄をくぐる。
ここでも川底は白いまま。
⑦ 駒井邸
土日だけ一般開放しているとのこと。入館料五百円。
ここで急に黒い川底に戻った。もう少し上流から流れ込んできたのかもしれない。
⑧ 川の交差点4(白川)
銀閣寺参道
疏水が白川の下をくぐる。ここも逆サイフォン。
写真中央左、木の陰に丸い排水溝が見えます。これ、疏水側に開いていて白川の水を一部疏水に流していました。
これか?
疏水川底の白い砂は、ここから流れ込んで長い時間かけて下流に押し流された結果かも。
⑨ 哲学の道
10 大豊神社
11 疏水から離れる。
永観堂の北で一旦疏水から離れなければならない。迂回して永観堂を過ぎます。
12 南禅寺北
13 大寂門
14 南禅寺
南禅寺内に入り、山門を横切ってお寺の反対側、水路閣の上で再び疏水と出会います。
15 南禅寺 水路閣
16 ねじりまんぼ
かなり長くなってしまいました。
ジョギング距離も片道を交通機関利用で一気に広がり、いろいろ計画が捗っています。
スパッツのジョギングスタイルだとどこへ行くにも心理的ハードルが低くなるのは、どっかで見た目を気にしているんでしょうね。でもそんなこたぁ考えないで今後もいろいろ行ってみます。
最後までありがとうございました。
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