オーバーツーリズムが地元民を追い出している世界遺産ベネチア ★371日目 270823
世界一周371日目☀️ベネチア
言うまでもなくベネチアは、「っぽい」
観光客が行くと、人生を満喫しているっぽい。
ベネチアは
美しい水の都のイメージもあるし、
全世界的にネームバリューもあるし、
写真を撮ったらどこでも映えるし、
ゴンドラは優雅でゴージャスさがあるし、
とにかく、
観光客が「っぽく」なれる場所。
しかしその「っぽさ」は1面であり、
その裏面は、、、
ベネチアのオーバーツーリズムや危機遺産といった問題が取立てされている。
ベネチアの観光事情
ベネチアは美しい水の都で、たくさんの人が訪れる素敵な場所。それは間違いないこと。
しかし、
最近ではたくさんの観光客が訪れすぎて、問題が起きているよって話。これが「オーバーツーリズム(overtourism)」と呼ばれる問題。
例えば、2019年の観光客数は、約2800万人。
単純計算で1日76,000人以上の観光客が来てる…
もっとも、観光客は日によってまちまちで、ピーク時には1日12万人だとか。
今はコロナ明けで、観光客は落ち着いているであろう。少なめ…なのかな。
オーバーツーリズムの影響
オーバーツーリズムとは、あまりにたくさんの観光客が一つの場所に訪れることで、その地域や環境、そして住民の生活に悪影響を与えることを意味します。
ベネチアは、小さな島々に建てられており、水路や橋を通って移動する特別な場所。
しかし、多すぎる観光客が大きな船で訪れることで、水が汚染されたり、建物が揺れたりしているんだとか。
また、地元の人々が高い家賃のために他の場所に住むことを余儀なくされている。
↑これがネットではよく出てきた問題↑
実際、ヴェネツィアの人口は1980年代に約12万人だったのが、現在では約5万人に減少しているそう。家賃も高騰し、地元の人々が住み続けるのが難しくなっているそう。
なぜなら、家賃収入を得るよりも、
観光客に高単価で貸し出した方(つまりホテル民泊業)が、儲かるから。高所得者をターゲットにしてるってことですね!
観光客に貸し出しすぎた結果、家賃が高騰して、
地元民が地元に住めなくなっているという。。。
地元民からしたらたまったもんじゃない影響でしょうね!
観光客の僕らに出来ること
今回、参考にしていたのはこちらの記事↓↓
この記事では、最後に素敵なまとめがあったので採用しました。それを最後に記しておきます。
旅は権利ではなく、特権である。
責任を持って楽しむべき特権である。
観光客も地元民もどちらもハッピーを享受できるようにバランスを考えようってことでしょう。
このサイトでは、ピーク時以外の観光がむしろ素晴らしいぞ!って。
空いているベネチアで、地元の人に話しかけ、イタリア語、服装、ふるさと振る舞いをいくつか学び、思慮深く、敬意をもって旅すること。
そう、僕らにとっても旅が当たり前になってきたけれど、
旅は権利じゃなくて、とても有難く幸せな特権なんだよなぁ。