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【朝読書】どう違うのか?反対語から考える
今日も"思考力がある人のアタマの中身"を読みました。
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どう違うのか?を考える
前回、この本から「分かること=分けること」を学びました。
でもこの分かることの前段階にあって、考えなければいけないことが「どう違うのか?」と言うことです。
僕が最近仕事をしていて思うことは、水の違いです。
あらゆる熱を持つ精密機器や分析機器などは必ず、その熱を冷やすために水を使います。
でも水って言われてもいろんな水の種類があります。さらに人によってその認識や言い方が違うことに気づいたのですが、正確に使っているようで使っていないことがわかりました。
硬水
軟水
蒸留水
精製水
イオン交換水
純水
超純水
など多くの水の種類があります。
これらは、水を精製するにあたってどういった手法で行なっているのかで変わってきます。
ただ、ここで全ての違いをnoteしてあまり、この読書とは関係ないので、省きます。
でも言いたいのは、「どう違うのか?」を考えることで、かなり思考力を鍛えることができるだろうと思っています。
反対語から考える
この本で思考力を鍛える方法として、反対語を使って書かれてありました。
その中で僕が「この違いは正確に考えたことがなかった」と思ったものをピックアップしたので、noteしておきます。
1.「夢 ⇔ 目標」
よく聞く言葉ですけど、自分の中でちゃんと言葉にして違いを考えたことがありませんでした。
なんとなーく分かっているような分かっていないような感じでした。
「夢は、見るもの。目標は叶えるもの。」とか「夢は、遠い。目標は、近い。」みたいな感じで違いを考えていました。
でもこの本で書かれていた整理は以下のようでした。
夢
"達成までに時間がかかる"
"達成までが遠い"
"抽象的"
"数値化しにくい"
"ぼんやりしている"目標
"達成までにあまり時間がかからない"
"達成までが近い"
"具体的"
"数値化しやすい"
"はっきりしている"
といった感じでの整理でした。
こうしてみるとぼんやりしていた2つの違いがはっきりしていきました。
「夢は遠いが、目標は近い」ってことですね。
これからははっきりとこの違いを言葉で分けて使うことができそうです。
2.「一部 ⇔ 部分」
「バナナの一部が傷んでいる」と「バナナが部分的に傷んでいる」は同じこと?
この2つの対比は、この違いの問いから始まりました。
「一部だからバナナの傷んでいる箇所が分かっている?」「部分的は他にも傷んでいる箇所がある?」など考えていました。
でもこの言葉の違いも明確に分けて考えたことがありません。
本の内容的に分けてみると
一部
"具体的/有形"
"対象を特定しやすい"
"数えやすい"
"点的"部分
"抽象的/無形"
"対象を特定しにくい"
"数にくい"
"面的"
なんとなく、感覚的には分かっていた違いもこうして言葉にするとかなりはっきりと分かりました。
3.「医療 ⇔ 経済」
医療優先か経済優先か。コロナ禍においていつもこれが問われてきた
この2つの対比は、この違いの問いから始まります。
確かにコロナ禍において、いつもこの両者の言い分がありました。
医療のポジションの人は、医療優先と言い、経済のポジションの人は、経済優先と言っていました。
でもこれを言葉ではっきりと違いと分けてみたこの本も中々面白いと思いました。
本の内容的に分けてみると
医療優先
"個人を優先する"
"「ひとり」を守る"
"「みんな」は犠牲にする"経済優先
"社会を優先する"
"「みんな」を守る"
"「ひとり」は犠牲にする"
結局、両者のバランスをとりながら、コロナ禍を抜けてきたのですが、どちらが一方が正解でもありませんし、両者どちらも優先にすることができません。
医療優先の場面では、人流抑制をしたり、オンラインを推進したり、マスク着用義務などしてきましたが、経済優先の場面では逆をしてきました。
こうして見てみると、このバランスって結構大変だと改めて思いました。
こうやって客観的にみるとよりはっきりと違いやその人の意見やポジションに近づくことができたのかもしれません。
活用していく他ないですよね。
以上、今日はここまでです。
読んでいただいた方はありがとうございます。