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「作品を通して話し合える場を目指して」絆王子上映会・談話会・WSの記録

映画『絆王子と無限の一歩』の上映会と談話会とWSを
8/18(日)に扇町ミュージアムキューブの扇町キネマ様で開催しました!


☆海外上映記念!

ドイツのハンブルグ日本映画祭に推薦されて海外上映をされたことを記念しての上映会!
トークゲストには竹田和哲監督、出演者の桜木ひまりさん、古谷依織さんが駆けつけて海外上映への思いや撮影中のう裏話を展開しました!

☆新しい試み「談話会」

今回の上映会でこだわったところは
「談話会の開催」です。

この映画は作品を観てもらうことがゴールではなく
「観てくださった方とお話をして不登校について考え合うこと」がゴールの一つです。
ただ映画館の客席と舞台って、アフタートークで登壇者がお客様に向けて発信するには向いているものの、対等に話し合うことは難しい・・・。

そこで、映画を見た後、サロンに移動しまったりお話をするという
サロン「マチソワ」様が併設されている扇町ミュージアムキューブ様だからこそ叶う企画でした
(ご協力、本当にありがとうございました。)

上映後の談話会ではゲストである
明誠高等学校北大阪SHIP代表、山本航平様よりお話が合ったあと
「主人公のハルコさんにどんな支援が必要なのか?」
というお話を軸にしていきました。

○言葉の受け取り方について考える

参加者のお客様からもお話をいただく中で特に話題になったのが
このシーン

学校に再び足を運んだハルコが登校したものの
担任の田平の「(学校に)来るなら連絡してくれればよかったのに」という言葉。

経験者が実際にあったエピソードを元に作られたシーンなのですが
田平先生にとってはずっとハルコと話す時間が欲しかったからこそ、無意識に出た一言。
でもハルコにとっては自分を否定されたような気持ちになる言葉だった。

映画を見る側として冷静にみると「余計な一言だったよね」ともとれるが、
この言葉自体にネガティブな意味は何もない。

心境によって・認知によってとらえ方が変わる言葉の意味。
「事前に大人同士で声掛け等を打ち合わせておくべきだったのでは」
「信頼関係や安心感によって、聞き流せるはずの言葉もひっかかってしまう」
「安心できる環境ってどう作っていけばいいのだろう・どんな場所がひつようなのだろう」
など様々な意見が飛び交い、人と人、コミュニティーを作っていくうえで大切なことが語り合える会になりました。

○談話会のお客様からの言葉

アンケートにご感想をいただきましたので、
ご紹介可能欄にチェックをいれていただいたものをいくつかご紹介いたします。

題材が重たいものである分、青春映画として楽しめるものを目指していたので、とても嬉しいです!ありがとうございます!

"もう一度見る機会を貰えて嬉しかったです。試写会で拝見した時よりさらに、それぞれの思いが見えた気がします。見たことでものの見方や考え方に影響する作品の力があると思います。色んな立場の人、多くの人に見て頂きたい…"
試写会より本当にありがとうございます!
より多くの人にみてもらえるように精進してまいります!


○今後の絆王子の上映は?

現在、確定したものはございませんが
上映や研修会のお話をいただいております!
上映を希望される方は是非、ご連絡ください。

※上映費は有償になります。人数・規模・対象により変わりますので是非お問合せください。

tomarigicrs@gmail.com

☆WS『心をゆさぶる演技』

また、同日、竹田監督によるWSを開催しました!

参加者は初心者からベテランの方まで様々。
ただゴリゴリの演技WS?のため事前課題の台本の暗記があり、
最初は座学から始まり、後半は実演を行いました。

それぞれの演技の課題に向き合う参加者の皆様の姿が本当に印象的で
とても学びの多い回になりました!

とまりぎクリエーターズでは、
今後も交流や技術向上を目的にしたWSを開催いたします。

映画の上映・WS以外にも、
舞台や子ども向けのボランティア企画なども行っておりますので
今後ともご注目いただけると幸いです。


執筆:八柳まごいち

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