へなちょこ消しゴム
簡易な祝詞というのでしょうか。
はらひたまえ
きよめたまえ
かんながら
まもりたまえ
さきわひたまえ
という「となえことば」がありますが、その意味は、これだったかもしれないと気づくことがあったので、お話しさせてください。
きっかけは先端科学の「二重スリット実験」。
そう、光が粒子であり波でもあることを明らかにした有名な実験ですね。
先端科学じゃない?
それがあの実験、今も続いているのです。
最近では、こんなことがわかりました。
この話を聞いて、神道の「はらえ」「きよめ」は、その「印」を消すことに相当するのではないかと思い当たったのです。「印」とは「しがらみ」「思い込み」。
「わたしは○○だ」「あいつは○○だ」という思い込みやしがらみで、自分を縛りつけていることがどれだけ多いことか。
わたしなどはとてもコンプレックスが強いので、その典型ですが、ポジティブな性格の人でも、これは苦手ということはあるでしょうし、失敗したことについてはつい避ける習慣がついているのではないでしょうか。
あるいは、成功体験にも問題がないわけではありません。オレは酒が強いとか、体力には自信があるとか、自信が過信を招きますから。
では「印」を祓い浄めてもらえばどうなるか?
「魂」天然の性質が取り戻せる…… 埋もれていたチカラが発揮できるようになる…… そう考えると、うれしくなりませんか?
ちなみに、となえ言葉のその続き
「まもりたまえ」はどういう意味か?
「思い込み」が消えると、ちょっと弱い状態になるかもしれません。思い込みはある意味、鎧のようなものですから。脱ぎ捨てれば、一時的に無防備になる。蛹から羽化するようなもの…。その間だけは「どうか守って下さい」ということではないかと。
最後の「さきわいたまえ」は、新しいスタートの門出を祝ってください、ですね。そこまで行けば、再生完了~
大事なのは、時々、気持ちを新たにすること。
体の細胞は、長いものでも数か月の寿命。どんどん新しいものに入れ替わっている。脳は特殊で細胞が入れ替わることはありませんが、脳には配線を組み替える仕組みがある。どうすれば配線が更新されるか? いろんなケースがありそうですが、どんな刺激を受けようとも、本人が気づかなければあまり変わらないような気がします。控えめに云えば「気づき」。大げさに言えば「覚醒!」。
わたしの経験で云うと、未達のことだらけなんですが、うまくやれたことの一つは、長い通院を脱することが出来たこと。
軽症ながら気になる症状があり、かつ、この薬を飲み続けなければ危ないとか医者に云われつづけて、延々と通院していました。
そしてその間、治ることはなくずっと軽症のまま。
身の上話は割愛しますが、ずいぶん経ってから意を決して、少しずつ薬を減らし通院もやめました。…… 何も起こりませんでした。それどころか、気になる症状もいつのまにか忘れていた……。
たまたまうまくいったといえば、それまでですが、わたしの場合は、自分は病気だという思い込みが自分を病人にしていた面が強かったと思います。
ただ、まだ途上なんです。出来ないことがまだたくさんある。
残っている「印」を消すには、もうちょっと「勇気」が必要……。