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SaaSと証券の営業観点の共通点
今回は私が身を置いているSaaS業界のセールスについて書きます。
前職の証券会社と類似している点が多いことに気づいたので、
「SaaSと証券の営業観点の共通点」と題しております。
これから営業をする方を始め、
・営業職の方
・違う業種で営業を考えている方
・SaaS業界に関心がある方
は是非ご覧ください。
SaaSとは
SaaSの特徴は、主に以下の3つです。
インターネット環境下ならどこでも自由にアクセスできる
データをオンラインストレージに保存できる
複数のチーム・複数の人数で管理と編集ができる
引用先記事:SaaSとは | PaaS / IaaS / ASPとの違い・クラウドの基礎知識
料金的なところを説明すると、
インストール型ではないから初期コストがかからない。
使用を継続するには代金を支払い続ける必要がある。
ポイントは
使用を継続するには代金を払い続ける必要がある
↑ここです。
買い切りではなく、継続して頂く必要がある。
ということは、
サービスを提供する側としては、使い続けていただく必要がある。
セールスする難しさとしては、
提供前の説明と利用開始後でギャップがありすぎると、顧客満足度が下がってしまい、解約されてしまう。
「はい!売ったらお終い」ができないということです。
いかに顧客満足度を高い状態でキープすることが重要。
販売と営業
販売
販売の場合をお客さんが主導権を握って、説明する要素が強い。
買ってからよっぽどのことが無い限りは販売側の責任はない。
営業(特に今回題材にしている証券・SaaS)
お客さんが購入を意思決定した時点での商品は
原石
原石はお客さんの手元で放って置くとそのままで輝かない。
だから購入してもらった後、磨くことが必要なんです。
ここから分かるように営業はお客さんが購入した時点がスタート。
マーケットの変化、お客さんの状況の変化、競合他社の動向を常にチェック。
お客さんとコンタクトを取るタイミングや頻度も需要。
ここに難しさとやりがいがあると私は感じます。
各々の役割
一般的に売上が上がる流れとしては、
商品が完成後、
広める・認知(マーケティング)
→伝える・成約(セールス)
→フォロー・サポート(サクセス)
この順番です。
SaaSと証券の営業の流れって本当に同じなんです。
現在、証券業に携わっている方は全部行っている中で、
得意な領域があって突出しているならSaaSの領域で暴れればいい。
現在、SaaSで1つの領域しか経験していなくて、
総合的に営業したい人は証券でオールマイティになったらいい。
なんでも経験したいフェーズと極めたいフェーズがあると思いますので、
そんな参考になれば幸いです。
まとめ
今回は証券→SaaS業界に転身して、両方の営業を経験したことについて
・お客さんが商品を購入してからがスタート
・証券とSaaSの営業の流れは同じ
・経験したい・特化したいで環境を変えればいい
私自身が今後特に市場価値が上がると感じているのが、
「カスタマーサクセス」の領域。
ここはプロダクト⇔顧客との密接な関係が必要なので、代替されることはまずないです。コモディティ化されず、仕組み化もできない。
むしろお客さんとの適切なコミュニケーション能力が求められるので、市場価値は向上していくでしょう。
「営業」という言葉は本当に奥が深いです。
この記事で営業のおもしろさと、興味を持っていただけたらうれしいです。
ありがとうございました!
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