見出し画像

あなたの塩

富士登山後は北上し、新潟港から小樽港のルートで北海道へ戻ってきました。
札幌で参加したいイベントがあったため、小樽でみなちゃんのとこでお世話になった。

みなちゃんの夢は『“おいしい”笑顔を咲かせたい』

そんなみなちゃんはお塩をつくっている、先日のクラファンでもリターンとして出してくれた。

リターンしたら、またここでもシェアしたい。

そして先日、白澤卓二先生の『すごい塩』という書籍をみつけた。
一部お借りしながら、塩について考えたい回。です


□塩とは⁈

海水に含まれる塩の成分は、海の環境により若干変わるものの、塩化ナトリウム77・9%、塩化マグネシウム9・6%、硫酸マグネシウム6・1%、硫酸カルシウム4%という構成比で成り立っています。

これに加えて、様々なイオン類が含まれており、海水を乾燥して製造した自然塩であれば、それらの有効成分をそのまま摂取することができるのです。
そのいっぽうで工業的に作られた精製塩には、ほとんどミネラルが含まれていません。

『すごい塩』の「体にいい塩とは何か」より引用

スーパーなどで塩を買うときは、商品パッケージ裏の成分表を見て、海水の成分バランスに近い値でミネラルが含まれている、ナトリウムのみで構成されていない自然塩を選んでね。

海でくんだ海水を
時間をかけて、煮詰めていく。

□ミネラルの重要性

塩は人体が必要としているミネラル成分の塊です。ミネラルとは地球上に存在する最も細かい分子で、それ以上には分解できない。地球上には92種類のミネラルが存在するといわれているが、そのミネラルの組み合わせによって、地球上にあるすべてのものは出来上がっている。すごいよね

すべての生物は約30種類のミネラルでできているといわれる。
人間は一定のミネラルを補給しなくてはならず、1日あたりの必要量が100mg以上のものは必須ミネラルと呼ばれる。糖質、脂質、たんぱく質、ビタミンと並んで五大栄養素の1つとしても数えられる。

マグネシウム、カリウム、カルシウム、リン、ナトリウム、塩素、セレン、銅、亜鉛、コバルト、鉄、ヨウ素、クロム、マンガン、モリブデン、イオウ......などからなるこれらの必須ミネラルは、すべて海水に含まれる。
この16種類の栄養素は、体の構成成分になったり生命機能や代謝などを維持したりする重要な役割を持っているにもかかわらず、体内で合成して作り出すことはできない。そのため、すべてのミネラルは外部から食品として摂取する必要がある。

□時代の変化と環境の違い

グラウダル博士が率いるチームはこれまで発表されてきた研究論文を再検討し勧められるべき塩の摂取量を調べました。その結果、「最も好ましい健康結果と関係している塩分摂取量は、1日あたり6.7から12.6グラム」というものでした。これはアメリカで公式に勧められている値である5.8グラムよりずっと多いものです。

この数字を日本人に当てはめて考えた場合には、肉類から摂るミネラル量が少ないと考えられるため、もう少し多い数値になるかもしれません。そうすると、きっと私たちが塩分の制限をしないで食事をしている場合と、ほぼ同じ塩分量になるのではないでしょうか。

『すごい塩』の「塩が体に悪いことを裏付ける…」より引用

日本は、欧米に比べて高温多湿の気候です。
四季を通じて空気がしっとりとしているうえに、夏場は気温が上がるからたくさん汗をかく。

汗をかけば水分と一緒に塩分が失われるから、塩を補給が必要。欧米は日本よりも空気が乾燥しているところが多く、汗をかかずに皮膚から直接水分が蒸発することが多いため、体から塩分が失われにくいと考えらる。

私たち日本人は、昔から肉よりも植物性食品を多く食べる習慣があった。野菜や果物などの植物性の食品にはカリウムという栄養素が多く含まれている。
このカリウムは、ナトリウムを体外に流出させる働きを持っているから、より多くのナトリウムを口にする必要があった。

□世界をつつむ光と影

近年「減塩」が叫ばれるようになって久しい。
これまで国民に塩を売ることで資金を得ていたのに、不思議だよね。
食事が近代化するに伴い、増え続ける高血圧や心臓病の原因と言えるスケープゴートかもしれない。

製薬会社は薬を売るために運動の後押しをし、他の調味料メーカーも塩の代わりに自社の商品を売るために、大々的に減塩キャンペーンを打つ。
気づけば「塩」が、私たちの健康を損ねている悪者に仕立てあげられてしまった。

ジャムやパンもつくるよ。

人によっては受信より発信が増え、場合によっては誤った情報を流してしまうかもしれない。

放つものは“present”…それは有形無形問わず、あなたとわたしの間にあるものだから、たいせつに渡したい。

みなちゃんのInstagramです

いいなと思ったら応援しよう!