勝負
侍A「抜け!」
侍B「おぬしこそ抜け!」
侍A「いやいやおぬしこそ」
侍B「いーやおぬしの方こそ」
侍A「どうあっても抜かぬのか?」
侍B「おぬしこそ抜かぬのか?」
侍A「いや、抜いてもよいが・・・」
侍B「あいや、待たれよ」
侍A「何じゃおぬし。抜けと言ったり待てと言ったり。いったいどっちじゃ?」
侍B「じゃあ抜かないで」
侍A「分かった。じゃあ抜かない」
侍B「ありがとう」
侍A「・・・」
侍B「いやーん、見ないで」
侍A「いや、見てないし・・・」
侍B「あっちに行ってよお。恥ずかしくて脱げないでしょ」
侍A「それじゃあ、お風呂から上がったら抜いといてね」
侍B「分かったから早くあっちに行って」
侍A「これだから女は」
侍B「これだからって何よ。このどスケベがっ!」
侍A「あらー、知ってた?」
侍B「叩っ切るわよ」
侍A「切れるもんなら切ってみろ。抜け!」
侍B「そっちこそ抜け!」
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こうして物陰は延々と続くのでしたとさ