能力を選ぶ力と応用力【フォーカシング・サブステテューション】
能力は、ただなんとなくランダムに成長をしているものではありません。
能力が実際にどのようにしてレベルアップしていくのかというようなメカニズムを、科学的な視点で認識し理解することによって、能力の成長に関して曖昧だった認識が改善されると、その法則を利用して能力を獲得する、能力の成長効率を格段に高めることができるようになります。
フォーカシングとは
フォーカシングとは、必要な能力を選び出す力を意味します。
詳しく言うと、状況や課題に対して適切な能力は何かを無意識的に特定し、その能力を意識的に活用することとなります。
見抜く力
状況や課題のレベルが高くなっていくほど、先述したインテグレーションやコンポジットが必要になりますが、その際は、自身の状況、課題の種類やレベルなどを見抜く力が重要となります。(状況や課題の特性を把握する感度を高めることも重要なポイントです)
よりフォーカシングをスムーズにおこなうには↓の脳トレが役に立ちます。
サブステテューションとは
サブステテューションは、ある能力を一般化して、他の課題や状況に対して活用する際に発揮されます。
それはつまり、ある特定の課題や状況で獲得した能力を、他の課題や状況で活用することが可能であるということになります。
サブステテューションは、応用力とイメージをすると分かりやすいかもしれません。
コンフォートゾーンとサブステテューション
認知科学において、"居心地よく自然に振る舞える意識の中の範囲"をコンフォートゾーンと言いますが、コンフォートゾーンという概念を能力に当てはめると、サブステテューションの意味がよく分かってきます。
能力は、意識や固有の課題・状況に依存する
例えば、課題Aに対して獲得した能力Zは、他の課題がAに近いほど、その能力をそのまま発揮することができます。
また、「Aの課題とBの課題は同じようなものなのだ」と意識をするだけでも能力Zのサブステテューションが可能となっていくでしょう。
逆に、課題の特性や意識がAから遠ざかれば遠ざかるほど、能力Zは力を発揮することができなくなります。もちろん、これによって別の能力を獲得するきっかけになる場合もあります。
サブステテューションがうまく機能するためには、課題のレベルと構成要素などの認識がカギを握るのです。
よりサブステテューションをスムーズにおこなうには↓の脳トレが役に立ちます。