ガスライティングに気をつけよう!「親がガスライターの場合」
今回は、親からのガスライティングについてお伝えしていきます。
ガスライターの両親は、被害の事実について否定し、本当の自分を偽りの自分よりも良く見せようと懸命に活動します。
最初にお伝えする「両親からのガスライティング」は、子供の行動や思考を恥ずかしいものと捉えたり、能力や才能を軽視したりします。
さらに、意図的に身体的、感情的、性的、そして言葉で子供を傷つけるのです。
ガスライティングについての基本知識は↑をご覧下さい。
両親からのガスライティング
1.感情ラベリング
「あなた本当はお腹が空いてないでしょ」
「そんなに困ってないくせに」
「あなたはすごく疲れてるよ」
たとえ善意であっても、子供の気持ちを親が決める(ラベリングする)ことは良いことではありません。
親に「感情ラベリング」を続けられた子供は、「私の気持ちは誰も聞いてくれない」と思い込んでしまい、感情を抑えたまま成長してしまうのです。
2.真実の否定
ガスライターの両親は、特定の状況下において露骨に嘘をつきます。
例えばそれは、無言の圧力であったり、子供が何を言っているのかわからないふりをしたり、子供が作り話しをしていると主張することもあります。
親による「真実の否定」により、子供は自分自身に疑問を持ち、大人になっても理由のない不安を感じる可能性があるのです。
3.自分軸の記憶
「お前はどうせちゃんと見てない」
「話聞いてた?全然違うじゃないか!」
「あれはそういう意味じゃないでしょ!」
子供は親と違う視点で、異なる経験をし、違う記憶を持っているのは当然です。
しかし、親がガスライターである場合、自分の主観や記憶だけが適切であると主張します。それが、「自分軸の記憶」です。
その結果、子供たちは自分の経験や記憶は無意味なものと感じるようになるでしょう。
4.矛先のすり替え
ガスライターの両親は、自分のミスを子供のせいにすることがよくあります。
彼らは何か問題があると、「自分のせいではない」もしくは「子供がその問題の原因だ」と主張するかもしれません。
もしもその両親がミスを認めて謝ったとしても、それはマニュアルに沿っただけで心からの謝罪ではなく、ここまでがパッケージなのです。
「矛先のすり替え」は、子供の心を踏みにじる悪質な認知的虐待です。
5.ニーズの封殺
保護者である親の権限は、子供のニーズを完全に封殺することもできます。それがガスライターの両親である場合、とくに残酷で執念深いものとなります。
例えば、
「こんなにしてやってるのにそれか?」
「お前は母親に甘やかされて育った」
「いつになったら気が済むんだ!」
このような「ニーズの封殺」を続けられると、子供は「自分が親にとって負担になっている」と感じ、不安障害やうつ症状を発症させるのです。
↓次回↓へつづく…