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情報空間にアクセスする【超思考トレーニング】

高い抽象度で現在を見れば、現状の外側にある情報や、未来への法則性などを見いだすことができるようになります。

今回ご紹介する"超思考トレーニング"をすることで、情報空間にアクセスすることができるようになり、今までよりも簡単に目標やゴールの達成に近づくことができるようになります。

抽象度とは

抽象という言葉から分かるように、物事の共通性、本質、性質を抽出して把握する度合いのことを意味します。

抽象度は、上がれば上がるほど、より抽象的な表現となり、下がれば下がるほど、より具体的な表現になります。

抽象度を高める

物事を2次元的な平面でとらえずに、時間と空間を超えた推測をして、立体的に認識するということです。

情報空間とは

この世界に存在するすべての人や物、現象には、私たちが物理空間で体感する以上の膨大な情報が含まれています。そんな膨大な情報によって形成されているのが情報空間です。

この情報空間にアクセスをすることが、超思考トレーニングのポイントになっています。

超思考トレーニングの方法

例えば、あまり考えずに車を見れば…
・これは車
・高そう
・車通勤ができそう

など、その場で見えたことをただ思った程度の思考で、あまり抽象的なイメージをしていません。

ましてや、
・羨ましい
・ずるい
・むかつく

などのイメージをして、ネガティブな感情を表現する人もいます。

上記のような思考では、現状の外側の情報や、法則性などを見つけることはできません。

そこで、"超思考トレーニング"では、以下のように時間と空間を越えた推測をしていきます。

どのように考えるのかを例にすると、
・どのようにして作られたのか
・どのような人が製作に携わったのか
・部品はどこで作られているのか
・どうやってディーラーに運ばれたのか
・どのようなイメージで設計されたのか
・1年前、この車はどういう状態だったか
・どのような経緯で開発されたのか
・車自体、誰によって始めて開発されたのか

このようなことをイメージしたり、その場で分からなければ調べてみましょう。

個別の認識を同時認識する

それぞれの思考を個別に認識することができたら、いったん目をつぶって、パッと目を開き、その瞬間に個別の認識を同時に認識する練習をしていきましょう。1回でできなければ、何度も繰り返しておこなってください。

上手く同時認識ができてくると、目の前の車がタダの物ではなく、様々な情報を内在した情報的存在になります。

それが、抽象度を高めて、物事を立体的に見るということです。

抽象思考トレーニングのテーマは、どのようなものでもかまいません。目の前にあるものから、頭に浮かんだもの、人物、生物、現象など、すべてを使っておこなうことができます。

例えば、人物で超思考をする場合…
・Aさんの家族はどんな人か
・Aさんは、何をしたら笑顔になるのか
・どんな趣味を持っているか
・朝ごはんは食べたかな
・子供の頃はどんなことをしていたのだろう
・10年後、Aさんは何をしているかな

などを推論して同時認識をします。

これに慣れてくると、どんな人に会っても瞬間的に高レベルのプロファイリングをすることが可能になっていきます。

上記のようなトレーニングを続けていれば、普段から高い抽象思考ができるようになり、物理空間に縛られて見ることができなかった法則性や、様々なルールなどが見えてきます。

思考をすることがとても有意義になっていきますので、ぜひ超思考トレーニングをおこなってみてください。

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鈴木一弘
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