"認知戦技 ブレインハッキング" 知識のフレームとエンパシーを強化すればスクリーニングの精度が上がる
スクリーニング能力を強化する2つのテーマ
人にはもともと相手をパッと見ればなんとなくわかるというスクリーニング能力を持っています。しかし、不確実性やランダム性によって自分のスクリーニング能力がボヤけてしまうことも事実です。
ならば、「そのスクリーニング能力を鍛えて精度を高めてしまえばいいだけ」という話です。スクリーニング能力を鍛えるには2つのテーマがあります。
1.知識のフレームを強化する
1つめのテーマは、"知識のフレームを強化する"というものです。これは、◯◯のような人は◯◯な特徴がある。でも絶対ではないけどね…というものです。
でも絶対ではないけどね…というところがとても重要です。◯◯な人なんだから絶対◯◯だ!と思い込んでしまったら、スクリーニングの精度は一気に下がります。
"不確実性や例外はいつもある"(絶対はない)と相手のことを考え続けるからこそ、スクリーニングの精度は高まるのです。
フレーム意味論(frame semantics)
とは、言語学者チャールズ・フィルモアの提唱した言語分析のための考え方です。
フレーム意味論の基本
ある語の理解には、その語と関連する世界知識へのアクセスが不可欠であるということです。
「買う」という語を理解するには、売る人が買う人に提供する商品を同意したお金の金額と引き換えに交換する。という商取引についての背景知識が必須になります。
この背景知識をフレームと言い、フレームを用意しておくことによって、アクションによって「何が理解されるのか」という情報を記述などすることができるようになるのです。
つまり、"知識のフレーム"というのは、背景知識、コツ、取説など、知っておけば役に立ちそうな豆知識のようなものです。
ただ、知っているのと知らないのとでは、スクリーニングに大きな差が出てくるので、認識しておいて損はないはずです。
2.エンパシーを強化する
"エンパシーを強化する"とありますが、エンパシーとは、相手の立場になって相手がどのように考えているのか、なにを感じているのかを想像する力のことです。共感や感情移入という意味もあります。
このエンパシーこそが相手の脳とシンクロをして、良い意味で脳をハッキングする能力なのです。
エンパシーを強化すれば、相手のことが手に取るように分かるようになるので、対人関係の達人になり、さらには人助けや、ニーズに応えるのも容易なことになります。
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