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年末ですね、ハッピー?

今年もあっという間でしたね。
みなさん忙しい師走をお過ごしでしょうか。

私もなんやかんやドタバタしております。
年末年始は巫女になります。今日はバイトをするにあたり諸々の説明を受け、お清めをしてもらいました。神主さんの木靴が気になって気になって静かにテンション上げでした。あとは進級展の準備と課題と制作。休日挟みつつ動ける範囲で頑張ります。

今年は8月にSARPにて開催した個展「君が見たもの」に加え、京都芸術大学と東北芸術工科大学合同企画展「ダブルアニュアル2024」に選出していただきました。先日山形でのプレ展&公開講評会が終わり、来年2月24日〜3月3日には新国立美術館で東京展が開催されます。(急な告知、大学HPも貼っておきます。)

その先はまだ未定です。
来年は三年生ということで、そろそろ就活か進学か、なんにせよ決めないといけません。今のところは進学希望ですが、学費の工面と社会人経験してみたいなという気持ちもあり迷い中です。
先日のダブルアニュアル公開講評会で、自分は展示方法意識してなさすぎると感じました。経験豊富なキュレーターの方々が提案してくださるアイディアをメモるのに必死でした。う〜ん、やっぱりもっといろんな展示を見なくては、、
それから自分以外の作家さんの展示設営を見てみたくなり、ギャラリーでアルバイトしたり知人友人の設営の手伝いさせてもらえないかと考えています。
これを読んだ作家の方々、ぜひお声がけください。体力あります。

あと9月の学祭では友人数名を誘って、屋外で「下書き供養」という展示販売をしました。これはテントを借りて、そこに園芸用の網を貼り作品を固定しています。計画がうまくいかず、その場でやり直したりもしましたが、なんとか形になりました。一緒にやってくれた友人に感謝です。

看板
背景にあるのはテキスタイルコースの友人が作った和紙。
影が可愛い。

ただこの展示、肝心のドローイングが遠目から見えなくて、もっとよく考えるべきでした。楽しかったけど、反省も多い展示でした。

年末恒例鬱祭りの終息はいつか

そして年末恒例、冬季鬱のピークを迎えております。
いや〜しんどい。本当にしんどい。
朝は起きれないし昼は眠いし夜は浅い眠りと夢にうなされ、深夜徘徊、コンビニで買い食い。お腹が満たされても心はうっすら寒くて、こんな状態を紛らわしたくて予定を詰め込めばもう終了のお知らせが鳴り止みません。そしてこんな時でも働かねばならないのが苦学生の辛いところ。最悪の場合、市内にある祖父の家というセーフティネットにお世話になります。
普段お酒を飲まない私ですが、アルコールに逃げたくなります。
飲んでも逃げられないので飲みませんが。
仕方ないので一日一回散歩、ぼんやりする、眠けりゃ寝る、いつもより豪華めな食事で痩せないようにする、風呂も入る、死なないための数千円はケチらないが我が家の家訓です。(嘘です。いや、案外本当かも、、?)
本当はカフェインを取らないようにコーヒーは控えるべきなのですが、コーヒーを淹れる時間が至福なので少なめ薄めを意識して折り合いつけています。
あとは絵の具を選ぶだけ、とか十分だけ、とか条件つけて制作するとちょっとスッキリしたりしなかったり。

とかやっていたら生理がきて、一個山場越えたわと安心しております。
これわかる人はわかると思うんですが、本当にPMSで自殺しそうになるんですよ。来年は婦人科に通います。

最近の制作

最近はダブルアニュアルの最後の詰めに入り、描き切るぞというところと、東京展の展示方法について模索しています。
ずっと作品一点のパワーを上げる方に意識が向いていたので、自分的には方向転換でした。戸惑いより、やらないといけない実験が多くてやっぱりパワーーって感じです。
徐々に広がり、新しい場所に向かう予感がしています。
何か自分だけのメソッドや技術、物語を見つけなきゃ、、!という焦りが減り、代わりに目の前にあるものを見つめたいという気持ちが強くなりました。
それは今年一年かけて自分を探り、深めてついた自信のおかげかもしれません。
あるいは、ようやく浪人の裂傷が治癒したのか。
いずれにせよ私にとって濃く長い一年でした。
(でも本当に、ここ二年で私は人間に近づいてきたと思います。)

「目の前にあるものを見つめたい」という気持ちは、制作方法にも反映されています。今までは頭蓋骨の中身を再現するように作っていましたが、最近は下地を作って、そこに見えるものを追うようになりつつあります。
不思議なものですね。
この感覚は、2022年に始まったウクライナ侵攻と、今年始まってしまったパレスチナでの虐殺と、今この日本の空気とを吸って生と死が隣り合わせだと実感する中で生まれたのでしょうか。圧倒的な力がもうすぐ後ろに、あと数歩先に崖が、という気分がずっとなくなりません。必死に生きているのです。
私がこんな状態でも年末の七日町(山形市の中心地であり代表的な商店街)は人やものが忙しなく行き交います。その流れをアパートのベランダから眺め、私自身も働きます。自分の立つ場所をしっかりと見て、どこへ向かうべきか考えます。
来年はきっと、そういう年になるでしょう。

最後に

今年も一年ありがとうございました。
たった一晩でこの場所の名前が変わり、新しくなるのが毎年不思議でたまりません。すごいパワー。私は無力です。でも生きます。
どうかみなさん、良いお年を。
あなたの寂しさを愛しています。

心から愛を込めて 杜鞠

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