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レオナルド・ダ・ヴィンチ:時代を超えた天才
〈登場人物紹介〉
飯田橋博士 無類の読書とスポーツ観戦好き。猫を飼っていて、奥さんがちょっと怖い。
トウマ 博士のもとでお手伝いのようなことをしている大学生。
その博学に迫る
トウマ「博士、レオナルド・ダ・ヴィンチってモナリザの作者ですけど、絵が上手いだけじゃないらしいですね」
博士「お、トウマ、いいところに気がついたのう。彼は絵だけでなく、科学や工学、解剖学など多岐にわたる分野で才能を発揮したんじゃ」
トウマ「そんなに多才だったんですか。まさに万能の天才ですね」
博士「そうじゃ。彼の生きた15世紀から16世紀初頭は、ルネサンスと呼ばれる文化と学問の復興期で、多くの分野で新しい発見が相次いだ時代じゃ」
トウマ「なるほど、その時代背景も彼の才能を育んだんですね」
博士「うむ。ちなみに、ワシも多才じゃが、奥さんの機嫌を取る才能だけは未だに身につかんのう」
トウマ「博士、それは永遠の課題ですね」
引力への先見性
トウマ「ところで、ダ・ヴィンチが引力に気づいていたって本当ですか」
博士「そうじゃ。彼は物体が落下する際の加速度や、重力の概念について考察しておった。ニュートンが万有引力の法則を発見する約150年前のことじゃ」
トウマ「そんな昔に!でも、どうやってそんなことを?」
博士「驚くべきことに、彼は時計や微積分を使わずに、物体の落下時間を正確に測定し、重力定数に迫っておったんじゃ」
トウマ「それはすごいですね。でも、微積分って何ですか?」
博士「おっと、そこからか。微積分とは、変化の割合や面積を求める数学の一分野じゃ。ニュートンが発明したんじゃが、ダ・ヴィンチはそれなしで重力を理解しようとしておったんじゃ」
トウマ「まさに天才ですね。でも、博士も微積分使わずに奥さんの機嫌を取る方法を見つけられるかも?」
博士「それができたらノーベル賞ものじゃな」
トウマ「ノーベル平和賞ですかね」
博士「まあ、ワシの家庭の平和を守るという意味では間違っておらんかもしれんのう」
トウマ「確かに、博士の家庭の平和は世界平和に通じますね」
博士「おいおい、話が大きくなりすぎじゃ」
トウマ「でも、ダ・ヴィンチのように先見の明を持つことは大事ですね」
博士「そうじゃな。彼のように常に好奇心を持ち、未知の世界に挑戦する姿勢は、現代にも通じるものがあるのう」
トウマ「僕もダ・ヴィンチを見習って、いろんなことに挑戦してみます!」
博士「うむ、その意気じゃ。まずは、ワシの猫たちの世話から始めてみるかのう」
トウマ「え、そこからですか?」
博士「小さなことからコツコツとな。ダ・ヴィンチも最初は小さな観察から始めたんじゃ」
トウマ「わかりました。ミーとクロの世話、頑張ります!」
博士「よし、頼んだぞ。ワシはその間に奥さんの機嫌を取る方法を研究するかのう」
トウマ「博士、それが一番難しい課題かもしれませんね」
博士「まったくじゃ。ダ・ヴィンチでも解けん難題じゃろうな」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!博士とトウマくんに話してもらいたいテーマがあれば、ぜひコメントでお知らせ下さいね。
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